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令和2年第3回定例会(第2日) 名簿 開催日:2020年06月15日
令和2年第3回定例会(第2日) 本文 開催日:2020年06月15日

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  1. 宮若市議会 2020-06-15
    令和2年第3回定例会(第2日) 本文 開催日:2020年06月15日


    取得元: 宮若市議会公式サイト
    最終取得日: 2021-08-16
    2020年06月15日:令和2年第3回定例会(第2日) 本文 ▼最初のヒットへ(全 0 ヒット)                  午前10時00分開議 ◯議長(遠藤 嘉昭君) おはようございます。  本日の出席議員は17名で定足数に達しております。これより令和2年第3回宮若市議会定例会を開会いたします。  それでは、会議を開きます。  本日の議事日程は、お手元に配付したとおりであります。よって、この議事日程に従って、本日の会議を進めてまいります。       ────────────・────・────────────   日程第1.会議録署名議員の指名 ◯議長(遠藤 嘉昭君) 日程第1、会議録署名議員の指名を行います。  会議録署名議員は、会議規則第80条の規定により、12番、川口議員、13番、寳部議員を指名いたします。       ────────────・────・────────────   日程第2.一般質問 ◯議長(遠藤 嘉昭君) 日程第2、一般質問を行います。  今回は、お手元の一般質問通告書のとおり、8名の議員から12件の通告があっております。したがって、この一般質問通告書の順により質問をお受けいたします。  なお、地方自治法第121条の規定により、市民窓口課長、会計課長、監査事務局長には出席を求めていませんので、御了承をお願いいたします。  また、1日目をどこで終了するかについては、会議の推移を見ながら私のほうで判断し、会議に諮って決めたいと思いますので、よろしく御協力のほどお願いいたします。  また、いつも申し上げておりますが、的確な質問と簡潔なる答弁をよろしくお願い申し上げます。  それでは、和田議員の質問を一括してお受けいたします。10番、和田議員。 ◯議員(10番 和田 善久君)〔登壇〕 皆さん、おはようございます。質問通告に従いまして、1回目の質問をいたします。  今回は、2点ほど質問事項として上げました。  1点目、学校再開について問う。
     緊急事態が解除され、6月1日から学校が3か月ぶりに再開しました。長期の休校による子供の学習の遅れと格差の拡大、不安とストレスは大変深刻な状況であります。新型コロナから子供と教職員の健康と命をいかにして守っていくかが重要な課題であります。  質問要旨としましては、子供たちの学び、心身のケア、安全を保障するためにはどのような対策があるのか、お尋ねいたします。  2点目の質問事項としましては、職員等の公正な職務の執行に関する条例についてお尋ねをいたします。  その要旨としましては、なぜこの条例を制定したのか、お尋ねいたします。 ◯議長(遠藤 嘉昭君) ただ今の質問に対し、執行部より順次答弁を求めます。教育長。 ◯教育長(中村 直史君)〔登壇〕 教育長です。おはようございます。和田議員からの、学校再開について、子供たちの学び、心身のケア、安全を保障するためにはどのような対策があるのかという御質問に対して、御答弁を申し上げます。  本市におきましては、文部科学省が示しました学校の新しい生活様式に基づき、学校再開のための3つの基本方針を定め、6月1日から全ての小中学校で教育活動を再開しております。  基本方針の1つ目は、子供や教職員の命を守るために3つの密を避けるなど、感染リスクを可能な限り低減した環境づくりを行っております。  2つ目は、子供が安心して登校できるよう、一人一人の心身の状況把握と心のケアを行いながら、新型コロナウイルス感染症への不安を解消する指導を行い、感染症や濃厚接触者等への偏見や差別の防止に向けた取組を進めます。  3つ目は、子供の学びの機会を保障するために、学習状況に応じて、個に応じた学習指導や家庭学習、補充学習など、きめ細かな学習支援を行っているところです。  これらの方針に基づき、各学校の実態に応じて感染リスクを最小にする工夫をしながら、子供の学び、心身のケア、安全の保障に向けて取り組んでまいります。  以上でございます。 ◯議長(遠藤 嘉昭君) 市長。 ◯市長(有吉 哲信君)〔登壇〕 皆様、おはようございます。  和田議員からの2点目の御質問でございます職員等の公正な職務の執行に関する条例についてでございますけれども、本条例につきましては、平成21年4月から施行しておりますが、その内容は、法令順守、公益通報、不当要求への対応の3つを柱といたしております。公正な市政の運営と市政に対する市民の信頼の確保を目的として制定をいたしておるところでございます。  職員等に対して不当要求があった場合の対応については、職員等はこれを拒否し、直ちに上司及び所属長へ報告することが義務づけられております。  その行為者に対しては、書面による警告、捜査機関への告発、その他不当要求行為を中止させるために必要な措置を講じることといたしており、その内容に応じて、宮若市法令順守審査会に意見を求めることができるといたしております。  また、不当であるなしに関わらず、市民等からの要求に対しては所管課において必要事項を記録し、案件の概要や対応方針、提出書類等については総務課において一括で管理をいたすことといたしております。  以上でございます。 ◯議長(遠藤 嘉昭君) 再質問をお受けします。10番、和田議員。 ◯議員(10番 和田 善久君) それでは、再質問をさせていただきます。  まず1点目は、学習の遅れと格差の拡大が起きているのではないのかなというふうに思っているわけですが、その点について。 ◯議長(遠藤 嘉昭君) 学校教育課長◯学校教育課長(下田 和子君) 学校教育課長です。学習の遅れと格差の拡大ということについてでございますが、今回の臨時休業が学年の締めくくりと新たな学年のスタート時期と重なり、長く通常の授業がなかった分、子供たちの学習面には大きな影響を与えていると見ています。  臨時休業中には各学校から課題プリントを出し、教師が作成しました動画を配信しました。子供とのやり取りのある授業ではございませんでしたので、学校再開後に学習状況に応じてその対応をしているところでございます。  また、生活リズムの乱れや感染症への不安から、勉強に集中というか、手につかなかった子供も多くいるのではないかと思いますので、一人一人の状況に応じて対応していきます。  以上です。 ◯議長(遠藤 嘉昭君) 10番、和田議員。 ◯議員(10番 和田 善久君) 感染の不安が子供たちに広がっているということでありました。格差に対応していくということで安心をいたしました。  それでは、2点目の質問ですが、3カ月の休校による、かつてない不安とストレスがあるのではないでしょうか。その点について、どう向き合っていくのか、お尋ねをします。 ◯議長(遠藤 嘉昭君) 学校教育課長◯学校教育課長(下田 和子君) 学校教育課長です。かつてない不安とストレスということでございますが、本来、4月、5月は子供たちが進級の喜びの中で、教師との信頼関係や子供同士の人間関係を築く大切な時期であります。その時期に臨時休業が重なり、子供たちはかつてない不安やストレスを抱えたことと思います。  どう向き合うかについてでございますが、各学校はアンケート調査や多くの対話、又は一人一人の教育相談等を通して心身の状況を把握しながら心のケアを行っていきます。その際、スクールカウンセラーやスクールソーシャルワーカーの心理面、あとは福祉面等の専門スタッフと協働して、丁寧に心のケアをしてまいります。  また、感染症に関わる医療関係者、又は濃厚接触者等家族を含めて、その方々への偏見、差別がないよう、コロナ感染症に対する正しい理解に基づいた指導を行ってまいります。  以上です。 ◯議長(遠藤 嘉昭君) 10番、和田議員。 ◯議員(10番 和田 善久君) 教師と子供の関係、あるいは信頼関係を行っていくというのは一番大事ではないかなというふうに思っております。  次の質問に入りますけれども、子供一人一人を大切にする手厚い教育が必要と思います。その点についてお尋ねいたします。 ◯議長(遠藤 嘉昭君) 学校教育課長◯学校教育課長(下田 和子君) 学校教育課長です。子供に対する手厚い教育についてですが、子供の気になる症状や、又は行動等をキャッチする方法を工夫し、複数体制で一人一人に目を向けてまいります。その上で、一人一人の学習状況に応じて丁寧に教えることを基本とし、少人数指導や個別指導、補充のための授業など、学習の遅れを補うための手だてを行ってまいります。  以上です。 ◯議長(遠藤 嘉昭君) 10番、和田議員。 ◯議員(10番 和田 善久君) 今、現在、置かれている子供の実態、今の実態から学校を出発していくということが大事ではないかなというふうに思います。いろんなカリキュラムが組まれておると思うんですけれども、今の状態から出発して柔軟な教育の必要性があるんではないかなというふうに思うんですが、その点について。 ◯議長(遠藤 嘉昭君) 学校教育課長◯学校教育課長(下田 和子君) 学校教育課長です。今、和田議員さんがおっしゃられたとおり、今置かれている子供の実態から出発する。これを大前提で対応していきます。  そこで、本市では、夏期休業期間の短縮、又は土曜日授業などを通して、まず本年度必要とされる年間の授業時間数を確保していきます。感染リスクの高い学校行事等の精選はやむを得ない状況で、密集を避けるために本年度限り中止としているものもあります。また、感染リスクの高い教科活動につきましては、指導の順序を変更するなどの対応をしていきます。  なお、子供の成長にぜひ必要な教育活動につきましては、感染リスクを最小限にした上で、各学校の実態に応じ、創意工夫して実施していきたいと考えております。  文部科学省のほうから、本年度の指導計画、計画している指導計画がどうしても本年度中に終えることが困難な場合の特例的な措置として、次年度以降の見通した教育課程を編成することができるとの通知が下りましたので、今後の状況を見ながら判断していきたいと考えております。  以上です。 ◯議長(遠藤 嘉昭君) 10番、和田議員。 ◯議員(10番 和田 善久君) 文科省からの通知にのっとって、無理なカリキュラムを組まないということでよろしいですか。はい。  新型コロナウイルス感染症対策専門会議というのがありました。その中で、身体的距離の確保が呼びかけられております。宮若市におきまして、この身体距離が可能なのかどうか、お尋ねいたします。 ◯議長(遠藤 嘉昭君) 学校教育課長◯学校教育課長(下田 和子君) 学校教育課長です。身体的距離の確保が可能かどうかという御質問でございます。  国は、学校における密集を避けるために、身体的距離の確保として、教室の座席の間隔を最低1メートル以上確保し、そして換気などの対策をとるように求めています。  本市でいきますと、30人程度の学級では一人一人の机を離しますと1メートル以上の間隔がとれております。念のため、これまで教室に置いていた教師用の机や給食用のテーブル台、移動できる棚などは廊下のほうに出しまして、最大限の空間を確保しております。人数の多い学級では、体育館や特別教室棟での教育活動を行っております。  また、学習時間以外の休み時間等の身体的距離についても、子供たちに意識させて取り組んでいるところでございます。  以上です。 ◯議長(遠藤 嘉昭君) 10番、和田議員。 ◯議員(10番 和田 善久君) 身体的距離の確保というのは、専門家会議では2メーターから1メーターという距離の指定があったと思うんです。本市においては1メーターでやるということですね。はい。  分散登校で、今まで分散登校を行っておりました。このときは少人数の学級だったと思うんです。今は元に戻っているわけでありますが、その元に戻る不安というのはないのかなというふうに思うわけですが、その点について。 ◯議長(遠藤 嘉昭君) 学校教育課長◯学校教育課長(下田 和子君) 学校教育課長です。本市では、スムーズな学校再開をするために、2週間の分散登校を行いました。その間、子供たちが登校してから朝の健康観察の流れ、又は教室の座席の配置、教育活動の見直しなど、感染リスクを最小限にするための環境づくりを行いまして、6月1日からの全面的な学校再開に備えました。  今後の感染状況が厳しくなるようであれば、対策レベルを上げた対応を行ってまいります。  以上です。 ◯議長(遠藤 嘉昭君) 10番、和田議員。 ◯議員(10番 和田 善久君) 対策レベルが上がれば2メーターを確保しなければいけない。では、今の教室では足らないということですね。  それでは、学校現場では、新たな教職員の仕事が増えてまいります。消毒、清掃など、今でさえ宮若の小中学校の先生たちは残業残業で、子供たちに十分向き合えないという状況が前回の一般質問でありました。今回、学校の先生たちが消毒あるいは清掃などで新たな負担がかかるということが懸念をされております。その点についてお尋ねします。 ◯議長(遠藤 嘉昭君) 学校教育課長◯学校教育課長(下田 和子君) 学校教育課長です。今、和田議員さんがおっしゃられたとおり、各学校では日常の指導に加えまして、感染対策として毎日の消毒、清掃等の新たな業務が生じているのが現状であります。子供の学びを止めないためにも、次の感染拡大の波に備え、日常の消毒、清掃等は今後の学校の新しい生活様式として取り組んでいかなければならないと考えております。  なお、国の第2次補正予算としまして、新型コロナウイルス感染症対策に基づく学習環境を整えるためと、学習保障に必要なスクールサポーター等の配置する計画が提示されておりますので、今後は有効に活用していきたいというふうに考えております。  以上です。 ◯議長(遠藤 嘉昭君) 10番、和田議員。 ◯議員(10番 和田 善久君) 今、課長が言われましたように、今、国会であっています衆議院の予算委員会の中で、6月10日におきまして、総理が8万5,000人のサポーター、教員を配置すると答弁しました。しかしながら、3,100人が教職員なんです。  で、3,100人の教職員の配置ということになると、日本全国で小中学校は3万校あるそうです。であるならば、10校に1校しか先生の割り当てはできないわけです。8万5,000から3,100を引くと、8万1,000しかありません。これが3万校で割ると2.7人。  今、先生が支援サポーターを配置するということで期待はされておると思うんですけれども、果たしてこの宮若市の小中学校に配分されるかどうかというのは全くもって不可能ではないかなというふうに思うんで、別な新たな方策を考えておかなければならないというふうに思うんであります。  日本教育学会は、政府に対して提言をされております。この学会は、10万人を提言しているわけです。ところが、今、総理が発表したのは8万5,000であります。当然少ないわけでありますから、何らかの方法を通じて国のほうに学会と力、一緒になってやっていただきたいと述べて、次の質問に移ります。  それでは、先ほどの市長答弁では、職員の職務の執行に関する条例の制定の目的は何かと尋ねたところ、3つの柱を言われました。1つは法令厳守、公益通報、それから不当要求と言われましたので、それでは、この3つの柱について質問をさせていただきます。  職員等の公正な職務の執行に関する条例第26条では、市長は毎年1回、この条例の運用の状況を取りまとめて、規則に定める方法により公表するものとしているが、どのような結果を公表しているのか、お尋ねします。 ◯議長(遠藤 嘉昭君) 総務課長。 ◯総務課長(白土 成人君) 総務課長です。議員お尋ねの条例の運用状況の公表についてでございますが、規則の第9条におきまして、宮若市広報、それからホームページに掲載をしまして、閲覧に供するというような定めをいたしております。  したがいまして、この規定に基づいて運用を行っているわけですが、内容としましては、公益通報の件数、受理件数、こういった部分を公表しております。ちなみに、令和元年度につきましては、ともに0件というふうになっております。  以上です。 ◯議長(遠藤 嘉昭君) 10番、和田議員。 ◯議員(10番 和田 善久君) 令和元年では通報は0だということであります。この条例の中に、市民等と書かれております。その市民等の中には、当然議員も含まれるわけであります。この市民等からの不当要求に関して、実際にそのようなことが起こっても担当職員が上司に相談をしづらい、できないなど、どうやって相談すればいいかわからないというふうに悩んでいるようなケースはないのか、お尋ねをしますと同時に、この事案が不当要求に該当するかという判断は、個々で、個人個人で異なってくる、受け方が違うというふうに思うんでありますが、十分それは想定できるわけでありますが、その点についてお尋ねします。 ◯議長(遠藤 嘉昭君) 総務課長。 ◯総務課長(白土 成人君) 総務課長です。不当要求等があった場合の対応という部分につきましては、先ほど市長の答弁にもありましたとおり、条例第19条におきましてその不当要求の行為者に対して、書面により警告あるいは捜査機関への告発等ということで、必要な措置を講ずることになります。  ただ、しかしながら委員おっしゃるとおり、実際に不当要求があった場合、職員が上司等に相談できずに独りで抱え込んでしまうというようなケースも当然想定されると思います。このため、条例をつくったときに、一般的なマニュアルを示しまして職員研修を実施しております。  現在、市町村職員研修所で行われます研修の項目の中に、不当要求対応に関する研修等も含まれておりますし、また、自庁内におきまして全職員を対象に、公務員倫理等の研修、こういった部分も実施をしております。不当要求に関して、どういった形であれば不当要求かという部分がございますが、これにつきましては、個人ではなく、あくまでも組織で対応するということになりますので、職員がそういった要求を受けた場合は当然上司とも相談の中で、これが不当要求に当たるのかどうなのかといった判断をすることになろうと思いますし、先ほど市長答弁の中にもありました、審査会へその部分について諮問をするといったようなことも出てくるかと思います。  ここも重複するんですが、平成30年度から、市民からの要求等に関しましては、所管課で対応した内容等につきまして、情報共有の観点から、総務課において全て一括して管理すると、そういうような形をとっております。  以上です。 ◯議長(遠藤 嘉昭君) 10番、和田議員。 ◯議員(10番 和田 善久君) 職員に対してはいろんな研修をして意識を高めるということであります。不当であるかどうかに関わらず書面で管理をしているということですね。はい。  それでは、学校教育課長に確認をいたします。宮若小中学校の先生の身分は何ですか。 ◯議長(遠藤 嘉昭君) 学校教育課長◯学校教育課長(下田 和子君) 学校教育課長です。学校の先生につきましては県費負担教職員ではございますが、身分は宮若市の職員になります。  以上です。 ◯議長(遠藤 嘉昭君) 10番、和田議員。 ◯議員(10番 和田 善久君) 市の職員ですね。  それでは、不当要求の定義について、職務遂行の公平さを欠くことと位置づけております。1つ目がパワハラ、2つ目があっせん、3つ目が強要、4つ目が恫喝等々含まれているわけであります。市民等からの要求等に関しては先ほど記録をしているというふうに述べられました。記録した内容を審査会でどういうふうに判断するのかお尋ねいたします。
    ◯議長(遠藤 嘉昭君) 総務課長。 ◯総務課長(白土 成人君) 総務課長です。議員お尋ねの部分につきましては、30年度から実施しております要求事項等の記録簿の取り扱いについてだろうと思いますが、本記録簿につきましては、先ほども申し上げましたとおり、不当要求か否かに関わらず、市民等から、何度も繰り返しその要求が行われたり、また、その判断が難しい事案など、要求の頻度や内容に応じて、市として組織的に情報共有を図ることが必要と思われるような案件につきまして記録を残しております。  基本的には、これらが不当要求と判断される部分か否か、非常に判断に困る部分につきましては審査会等への諮問ということもありますが、現在のところ、審査会のほうに諮ったというような事案は発生しておりません。  以上です。 ◯議長(遠藤 嘉昭君) 10番、和田議員。 ◯議員(10番 和田 善久君) それでは、宮若市公立小中の先生たちの身分は、先ほど学校教育の課長が市の職員であるということを答弁されました。であるならば、この条例の対象となるのかお尋ねします。 ◯議長(遠藤 嘉昭君) 総務課長。 ◯総務課長(白土 成人君) 総務課長です。市の小中学校の教員がこの条例の対象になるのかという御質問でございますが、この条例の対象者につきましては地方公務員法第3条第2項に規定する一般職全てとこういうことになっておりますので、市内の小中学校の先生も当然含まれるものというふうに解されます。  以上です。 ◯議長(遠藤 嘉昭君) 10番、和田議員。 ◯議員(10番 和田 善久君) わかりました。それでは、公益通報について、通報したがために通報した方が不利益にならない、また不利益を被ることがあってはならないというふうに思うんでありますが、そういう対策はできているのでしょうか。 ◯議長(遠藤 嘉昭君) 総務課長。 ◯総務課長(白土 成人君) 総務課長です。平成18年度から施行されております公益通報者保護法におきまして、公益通報したことを理由とする解雇や労働者派遣契約の解除の無効、その他降格、減給などの不利益な取り扱いの禁止がこの法律の中に挙げられております。民間事業者や行政機関向けに公益通報の取り扱いに関するガイドラインもさらに示されておるところでございます。  本市の公正な職務の執行の確保に関する条例におきましても、不利益取扱いの禁止や不利益を被った際の権利回復措置の実施等が規定されておりまして、公益通報を行った者に対して適正な対策を講じることといたしております。  以上です。 ◯議長(遠藤 嘉昭君) 10番、和田議員。 ◯議員(10番 和田 善久君) 不利益がないようにちゃんと規定がされているということであります。安心をいたしました。  それでは、議員個人は、調査権はありません。我々議員個人から各種資料請求があっているのをよく見聞きをいたします。自治法等の規定では、執行部側はそのような求めに応じる義務はあるんでしょうか。 ◯議長(遠藤 嘉昭君) 総務課長。 ◯総務課長(白土 成人君) 総務課長です。地方自治法の100条において、議員言われましたとおり、地方公共団体の事務に対して地方公共団体の議会には調査権というのが認められております。書類等の提出等、当該調査を行うために必要な求めを行うことができるというのが定めになっております。  一方、自治法におきましては、その調査権はあくまでも議会が合議体の議事機関であるという性格から認められているものでございまして、議員個人として調査権を有しているものではないというふうに開示されております。  したがいまして、議員個人からの要求に対して執行部が求めに応じる義務があるのかという部分でございますが、そういった義務は生じないというふうに判断いたします。  以上です。 ◯議長(遠藤 嘉昭君) 10番、和田議員。 ◯議員(10番 和田 善久君) 議員個人には調査権はないということは、議員必携にもちゃんと書いてあります。要するに、資料請求を議員個人には調査権がないのですから、地方自治法では、それは便宜的に出してあるだけであって、地方自治法では出す必要はないということであれば、それはかたくなに拒否をしてください。  次の質問に移ります。  不当要求があった場合、捜査機関への告発その他不当要求をやめさせるための必要な措置を講じるべきではないかなというふうに思うんですが、その点について。 ◯議長(遠藤 嘉昭君) 総務課長。 ◯総務課長(白土 成人君) 総務課長です。不当要求行為に対する対応といたしましては、仮に市民等から不当要求行為があった場合は、職員は条例第3条の規定によりまして内容の記録、所属長への報告が義務づけられております。また、条例第9条の規定によりまして、任命権者は書面による警告、捜査機関への告発、その他不当要求を中止させるために必要な措置を講ずることとされております。  これまでこういった行為という部分は総務課のほうでは把握はいたしておりませんが、いわゆる捜査機関への告発等、こういった部分につきましては、捜査機関、ここでいうと直方警察署になろうかと思いますが、非常に顔の見える関係というものを構築しております。したがいまして、不当要求に発展する可能性があるといったような部分につきましては、指導・助言等を仰ぎに行った部分というのも実際にございます。  以上です。 ◯議長(遠藤 嘉昭君) 10番、和田議員。 ◯議員(10番 和田 善久君) 先ほどの課長の答弁では、内容の記録については所属長に報告することが義務づけられているということですね。それをしっかり守っていただきたいというふうに思います。  マスコミ報道では、熊本市会議員が市の補助金などを不正に要求し、またパワハラによる辞職勧告を受けたり、話題となりました。そのことを受けて、福岡市では職員全員に、不当要求の有無についてのアンケート調査を実施しました。  本市でも、このような不当要求抑制のためにも、無記名のアンケート調査を実施すべきではないかなというふうに思いますが、その点について。 ◯議長(遠藤 嘉昭君) 総務課長。 ◯総務課長(白土 成人君) 総務課長です。過去に同じような御質問があったかと思いますが、福岡市が行いましたアンケートの調査内容につきまして、詳細は把握できておりませんが、福岡市におきましては行政執行を不適切な形で歪められたことがなかったかを把握して、職員が公務を執行する環境を整えると、こういった目的で、幹部職員を対象に実施がされたようでございます。  本市におきましては、現状では先ほど申し上げましたとおり、市民等からの要求については案件を記録し適正に対応することといたしておりますが、アンケートの実施につきましては、実施自治体における詳細な実施状況あるいは調査項目等の把握、それから、そういった結果を受けてどのような形で反映させたのか、こういった部分を調査し、検討する必要はあるというふうに考えております。  また、ハラスメント等につきましては、職員間での問題につきましては、ハラスメント相談検討委員会というものを設置しておりまして、その中で必要な調査や対応等を行うこととしております。  しかしながら、議員からのハラスメントにつきましては、当該委員会での対応は困難というふうに考えますので、議会におきまして相談窓口の設置やハラスメント指針の策定、こういった部分、できれば取り組んでいただけると、よりよい職場環境の実現につながるのではないかというふうに考えております。  以上です。 ◯議長(遠藤 嘉昭君) 10番、和田議員。 ◯議員(10番 和田 善久君) 市長にお尋ねしますが、私がこの質問を平成26年、28年にしたときには、この条例が生かされたもの、実のあるものにしたいという答弁をされております。しかし、いま一度振り返っていただき、この条例が本当に実のあるものになっているか、文書での記録はもちろんでありますが、より客観的に証明できる情報の収集及び保管の必要性が今高まっているんではないかなというふうに思うんですが、その点について市長の見解を求めます。 ◯議長(遠藤 嘉昭君) 市長。 ◯市長(有吉 哲信君) 市長です。和田議員からの御質問でございますけれども、職員の公正な職務の執行に関する条例は定めたものの、なかなかその実行ができていない部分というのは散見されるような気がいたしております。とりわけ、いろんな不当要求に対してきちっと対処できているかどうかと言われれば、若干疑念が生じざるを得ないのかなというふうに思っておるところでございます。  特に、これは対応する職員の判断もありますし、非常に難しいところがあるんじゃないかなというふうに思っております。  私は今、指示をしているのは、独りで抱え込むな。対応するときは複数でいけ。ちゃんと記録をとれ。それは書面での記録もありますし、レコーダーでもよろしいし、そういうものを確固たるものとしてしなさいということを、これは機会あるごとに申し上げております。  もう明らかに、不当要求と分かれば、それは十分な対応ができるんですけれども、なかなかグレーゾーンみたいなところもあります。そこら辺が非常に難しいかなというふうに思っておるところでございます。  今後、御質問でありますように、きちっとこの条例が生かされるような形で業務を執行してまいりたいというふうに思っております。  以上です。 ◯議長(遠藤 嘉昭君) 10番、和田議員。 ◯議員(10番 和田 善久君) 熊本の市会議員の件は、議員としての影響力を不正に行使し、職員に対し個人的な感情に流された恣意的で高圧的な言動が常態化をしていたと聞き及んでおります。  我々議員は、市民から選ばれた者の影響力、その言動に対する責任は認識をしなければなりません。議員個人の活動として行うのではなく、合議体として、議会において適正な手続のもとに行うべきであり、その行動は市民にも説明できる社会常識の範囲で行うべきではないでしょうか。市民にも説明できる社会常識の範囲で行うべきであります。  先ほどの課長答弁では、ハラスメントの委員会みたいなものをつくっておりますけれども、議会のほうでも何とか考えていただきたいということが述べられました。議会もそういう時期が来ているのではないかなというふうに思っております。そのことを申し述べて、私の質問を終わります。 ◯議長(遠藤 嘉昭君) これにて、和田議員の質問を終了いたします。       ……………………………………………………………………………… ◯議長(遠藤 嘉昭君) 次に、寳部議員の質問をお受けいたします。13番、寳部議員。 ◯議員(13番 寳部  勝君)〔登壇〕 おはようございます。13番、寳部です。今日の質問に対しては、宮若市の交通事情の改善についてということで、要旨といたしまして、信号機のつなぎの悪さが交通渋滞をしているわけですけれども、解消のためにラウンドアバウト(環状交差点)や右折専用レーンの導入を検討、検討するよりもすべきじゃないかということでちょっと質問させていただきます。よろしくお願いします。 ◯議長(遠藤 嘉昭君) ただ今の質問に対し、執行部より答弁を求めます。  市長。 ◯市長(有吉 哲信君)〔登壇〕 ただ今、寳部議員から、宮若市交通事情の改善について問うということで御質問頂いております。御答弁申し上げます。  本市の主要な道路の交通事情につきましては、交通量調査等を実施いたしまして、渋滞緩和に向けた対策について、関係機関等と連携をして行っておりますが、渋滞する交差点の対策につきましては、必要に応じて福岡県、福岡県警及び福岡県公安委員会と検討いたしておるところでございます。  また、御質問のラウンドアバウト方式につきましては、県内に2か所設置をされておるようでございます。本市の交差点への導入について検討をいたしましたが、その必要性はないということで考えております。  以上でございます。 ◯議長(遠藤 嘉昭君) 再質問をお受けします。13番、寳部議員。 ◯議員(13番 寳部  勝君) 私が言っているのは、今、車社会はもう当たり前のことなんですけれども、信号機が赤で、また行ったらまた信号機に引っかかるというようなふうな、また引っかかるみたいな形の中で、何でこんなに信号機に引っかかるんだろうという、逆に言うと、これストレスになってしまうような、まだ田舎である──私は田舎と思っているんですけれども、宮若市の中で、歩行者も、横から出てくる車もないのに信号機が赤で止まっているというようなことを感じております。  それで、まあラウンドアバウトにすれば信号機を減らしていけるんじゃないかということで思っているんですけれども、まず、今新しい道路の整備、交差点改良がなされているわけですが、県道福岡・直方線の下脇田の交差点、それから岡垣宮田線の倉久の倉久上交差点、それと羅漢橋西交差点、ほかにもあるんですけれども、脇野橋のところの交差点も、大体渋滞の重要拠点地ではないかと思っております。  このことについて、右折レーンが設置されたら非常に車の渋滞が緩和できるんじゃないかということで質問をしています。そのことについてちょっと回答をお願いしたいと思います。 ◯議長(遠藤 嘉昭君) 土地対策課長。 ◯土地対策課長(谷口 公成君) 土地対策課長です。県道福岡・直方線の下脇田の交差点でございますが、現在、福岡県の施工によりまして、脇田交差点から小伏方面へ約1.3キロの道路改良が進められております。県の契約では、下脇田交差点には右折レーンは設置される計画ではございません。  また、県道岡垣・宮田線の倉久上交差点でございますが、倉久上交差点から宮田工業団地間の通勤時間帯の渋滞につきまして、本市でも把握しておりまして、道路管理者である福岡県へ右折レーンの設置要望を行っているところでございます。  現在の渋滞対策としましては、福岡県公安委員会によりまして信号機の時差調整が行われておりまして、右折車両を通行を促すために対向車の信号機よりも青点灯時間が6秒長く設定されておるところでございます。  また、県道岡垣・宮田線の羅漢橋西交差点から北側の渋滞でございますが、特に夕方の通勤時間帯に渋滞が発生しておりまして、本市にて渋滞時間を調査した後、福岡県公安委員会へ信号機の時差調整を依頼いたしました。その結果、これまで17時から19時の間の時差を16時から19時までの間と、県道岡垣・宮田線の青点灯時間を長くすることで一定の渋滞解消が図られているところでございます。  また、県道飯塚・福間線の脇野橋の付近でございますが、現在、県道飯塚・福間線の渋滞緩和に向けましてバイパスの計画がされているところでございます。  以上でございます。 ◯議長(遠藤 嘉昭君) 13番、寳部議員。 ◯議員(13番 寳部  勝君) 脇野橋のところの道路の計画、早く進むといいかなと思っております。  それと、市長、ラウンドアバウト、環状型の交差点なんですけど、検討をする予定はないということですっぱりと切られたんですけれども、福岡県に2か所、一番近いところ、宗像の玄海の上八の交差点なんですけど、やはりあんなふうな形で、あそこは5差路になっていて、車の来ない状態の中で信号機が赤で止まっている。ストレスなんです、これ。はっきり言ったら、あそこ信号機に──課長、信号機に名前のないところが宮若は何か所ありますか。 ◯議長(遠藤 嘉昭君) 土地対策課長。 ◯土地対策課長(谷口 公成君) 土地対策課長です。信号機に名前がついていない交差点といいますか、その分につきましては、件数につきましては把握しておりません。すみません。 ◯議長(遠藤 嘉昭君) 13番、寳部議員。 ◯議員(13番 寳部  勝君) 把握してください。例えば、交通事故が起こったときなんかは、信号機の名前を見て多分、ここで今交通事故が起こっていますよというような話、普通はあるけど、どこら辺になるのかなという部分のときには、それの検討はしていただきたい。早急にしていただきたいと思います。  それから、トヨタ周辺、私は今、倉久上交差点です。あそこなんかでも、右折専用レーンがあったらコンビニのところまで何でつかえるのかなと思うておったら、やっぱり右折専用レーンがあればスムーズにあそこも行くんじゃないかなと。トヨタ自動車関連の方たちの車の台数はどれぐらいか調査されたことはありますか。 ◯議長(遠藤 嘉昭君) 土木建設課長。 ◯土木建設課長(有吉 智和君) 土木建設課長です。トヨタ周辺の台数でございますけれども、定期的に交通量調査のほうを実施しております。時間については大体通勤時間帯で8時半、それから17時半ぐらいの間でやっております。これで大体、一番ピーク等もありますけど、トヨタ自動車の周辺の関連する通勤車両、約9,000台ぐらいと見当いたしております。  補足になりますが、先ほど議員が御質問されました名前のない信号については、土木建設課のほうも、市道の分等も含めて十分内容を検討して、必要に応じて設置、要は交差点名、信号名の掲示のほうについては県警のほうに相談していきたいと考えております。  以上でございます。 ◯議長(遠藤 嘉昭君) 13番、寳部議員。 ◯議員(13番 寳部  勝君) まあ宮若だけじゃない。福岡県警なりと、公安辺りと協議をしながらやっていかなければならない分だと思っております。  信号機を減らせということを私もちょっと提案したいかなと思ったんですけど、これは多分無理だろうということで、じゃどうするかというと、感応式と押しボタンみたいな形の中で、そういうふうなやり方で、なるべく、はっきり言うと、私、朝ちょっと調べてきたんですけど、笠松神社のところです。笠松神社、あそこは信号機の名前がないんです。右から見ても左から来ても誰も来ないんです。何であそこに、信号機は要るんだろうと思います。でも、感応式か押しボタンかなんかで対応できるんじゃないかなと思うんです。非常に笠松──名前を言うたら地元の方に失礼かと思うんですけれども、あの信号機は何だろうなと思うぐらい右からも左からも来られたことがありません、私が通る限り。  そういった意味で、地元の方がおられたらなんですけど、ちょっとそういうふうな形の中で、市内も含めて、歩道が来られる方には押しボタンなりの信号機の改善、青、黄色、赤の信号機が要るか要らないか。赤の点滅、黄色の点滅だけでいいんじゃないかというような場所がかなりあるんじゃないかなと思うんですけれども、そういう検討をされたことがありますか。 ◯議長(遠藤 嘉昭君) 土木建設課長。 ◯土木建設課長(有吉 智和君) 土木建設課長です。議員お尋ねの、基本的に信号のほうは交差点等に設置します。なかなか道路の新設、あと大きな改良等でどうしても地元要望もあるし、当然、道路管理者としまして信号が必要ということで設置のほうを県警のほう等に相談しております。今度、逆に信号の設置というものはなかなか、例えば10か所つけてほしいと言えば10か所すぐつくかというものでもございません。  当然、今、議員のほうから出た箇所にもそうなんですけど、やはり必要に応じて、設置が必要というところで信号のほうは今まで設置の要望、そして協議のほうを行ってきました。交通状況等も変化があるかもしれませんけれども、所管としましては、そういう箇所の信号については今後も必要ということで考えておりますので、御理解のほうをお願いしたいと思います。 ◯議長(遠藤 嘉昭君) 13番、寳部議員。 ◯議員(13番 寳部  勝君) 私は小学校が合併する前、統廃合になる前に、子供たちの交通立哨に立ち会ったことがあるんですけど、その頃、宮若の子供たちは交差点を渡った後におじぎをしているんです。右と左を向いて。これはよその市町村の方たちから聞いたことがある。ここの子供たちよく教育がされているなと。教育指導がされている。子供たちがおったら何かゆっくり走ろう、信号機が何か青でも止まりたくなるようなことを言われるような形があります。  今はスクールバスで子供たちは学校に通っていますけど、今の、例えば福丸の交差点辺りで、何人かはやっぱり頭を下げられる子供たちと、すっと当たり前みたいな感じで行かれる、まあまあそんなふうな形になろうかと思うんですけど、今の子供たちの交通安全指導というのはどんなふうな形で執り行われているんですか。ちょっと質問要旨になかったような形なんですけれども。 ◯議長(遠藤 嘉昭君) 教育総務課長。 ◯教育総務課長(尾藤 康弘君) 教育総務課長です。児童生徒につきましては、小学校のまず1年生になった段階で、子供自らが危険を予測し、安全な行動、そういったことがとれますように、交通ルールを守ること、それから安全確認をして横断歩道を渡ること、こういったことを指導内容として指導はしているところでございます。  それ以外に、止まってくれた車には感謝する気持ちを伝えること。こういった指導は、道徳性の一環として指導しているというところでございます。
     以上です。 ◯議長(遠藤 嘉昭君) 13番、寳部議員。 ◯議員(13番 寳部  勝君) ありがとうございます。そんなふうな形の中で指導はされているんですけど、自転車通学の子供たちがおられるんです。自転車通学は今車道を走っていますよね。3メーターの歩道があって車道を走っているんです。まあ、3メーターの歩道が私は何で、まあまあこれは行政の中でやるだろうと思うんですけれども、3メーターの歩道があって、車道を走っている自転車通学の子供たちを見かけて、ちょっと怖いなと思ったんですけど、この部分の指導というのはどうなっていますか。 ◯議長(遠藤 嘉昭君) 教育総務課長。 ◯教育総務課長(尾藤 康弘君) 教育総務課長です。自転車につきましては、安全に乗るような指導はしているところですけれども、車道のほうを通って危ないという部分があるとは思いますけれども、その辺についてはきちっと学校のほうでも今後指導はしていきたいというふうには考えております。  以上です。 ◯議長(遠藤 嘉昭君) 13番、寳部議員。 ◯議員(13番 寳部  勝君) すみません、ちょっと要旨の違うような話になりましたけど。そういった意味で、宮若の交通事情といいますか、いつ頃、この例えば秒数を何秒にするとかというふうな形の中で決められた部分かなと思うんですけれども、それから交通事情、それから交通量も含めて、かなりの交通量も減ってきた部分もあるけど増えてきた部分もある。そういった意味で、見直しを検討されて、車がそんなに、信号機信号機にならないような形というのができないのかなと思って、時にはこんなことがあったんです。信号機が青になっても前に来ないんです。何でかなと思うて見たら、携帯、やっぱりスマホかなんか見られている。ああ、信号機のちょっとした合間にスマホを見て、ちょっと見入ってしまって、青になっても出てこない、動かないというふうなことをやっぱり見ます。  それで、市長に、なるべくその循環型がかなわないなら、できるならばというよりも、やはり右折レーンなり、信号機をスムーズに渡れる、階段を上ってきてわかりますか。市長。階段を上ってきたら、人間が通っただけで電気がつきます。そういった信号機のあり方も含めてちょっと検討していただきたいと思いながら、一般質問、これで、議長、終わります。 ◯議長(遠藤 嘉昭君) 教育総務課長。 ◯教育総務課長(尾藤 康弘君) 教育総務課長です。すみません。自転車に関しましては、車道が原則ということですので、私ちょっと歩道のほうまで行きました。申し訳ありません。訂正させていただきます。       ……………………………………………………………………………… ◯議長(遠藤 嘉昭君) ここで10分間休憩します。                  午前11時03分休憩       ………………………………………………………………………………                  午前11時14分再開 ◯議長(遠藤 嘉昭君) 休憩前に引き続き、会議を開きます。  9番、弓削田議員。 ◯議員(9番 弓削田 敬君)〔登壇〕 9番、弓削田でございます。  まずは、新型コロナウイルスに感染され、亡くなられた方々に心からお悔やみを申し上げ、また、治療に専念されておられる方に心からお見舞いを申し上げたいというふうに思います。  宮若市議会も、新庁舎になって初めて一般質問をさせてもらいます。この議場の木の壁も、私の地元の木ということです。ただし、この木を伐採したおかげで洪水が起きるかもしれないという不安を抱えながら、回避するための一般質問とさせていただきたいというふうに思います。  それでは、質問事項1点目、旧JR宮田線跡地について。私は27年9月議会で質問させていただきました。その後いろいろJRと協議するというふうなお答えをいただきましたが、その後の計画の進捗状況、また今後の維持管理についてお尋ね申し上げます。  質問事項2点目、水害について伺いたいと思います。  要旨といたしまして、近年のゲリラ豪雨の発生によって、東部地区の高台や小原ため池から小竹町の南良津地区や本市磯光、鶴田地区が冠水することは、再三一般質問で訴えてきたところでありますけれども、いまだ進展がないというところでございます。  東部総合運動公園や光陵ワンダーガーデンなど、それらの開発前に比べて、今は雨量も違うと思いますし、水を受けるという部分も減ってきたということで、甚大な被害が出るというふうに予測されますが、このままなのかお尋ねしたいというふうに思います。  それから質問要旨2点目、冠水発生時における避難場所について。ここにつきましては、担当諸課に係る部分はあるかと思いますけれども、ちょっとあえて聞かせていただきたいというふうな形で一般質問させていただきます。  このJR跡地と冠水については、地元ということでよく有権者の方から、おまえは地元ばっかりやのというふうに言われますけれども、全く進まないというところを感じながら、していただけるまで一般質問を続けます。お願いします。  以上です。 ◯議長(遠藤 嘉昭君) ただ今の質問に対し、執行部より順次答弁を求めます。  市長。 ◯市長(有吉 哲信君)〔登壇〕 ただ今、弓削田議員から、2点にわたりまして御質問をいただいております。順次御答弁申し上げます。  まず、1点目の旧JR宮田線の跡地についてでございますけれども、前回の質問からの進捗状況でございますが、桐野東地区及び鶴田浦地区の旧JR跡地につきましては、現在のところ道路整備等の計画はございませんが、今後ともJR等関係機関と対応について検討をして、続けてまいりたいと考えております。  次に、2点目の維持管理についてでございますが、地元自治会の協力によりまして、道路愛護推進活動を初め定期的な伐採作業を行い、維持管理に努めておるところでございます。  続きまして、水害についてでございますけれども、まず1点目の遠賀川と犬鳴川の間にある地域の水防対策でございますが、国土交通省におきまして防災・減災、国土強靱化事業による河川の整備を実施をしており、また、市と国土交通省との連携によりまして、磯光地区の排水ポンプ設置や神ノ隈地区の排水ポンプ車配置のための施設整備を行っておるところでございます。  2点目の冠水時の避難場所についてでございますが、災害発生時の避難所につきましては、災害対策規模によりまして市町村長が指定をしなければならないと定められております。公共施設や小中学校等を指定をいたしておりまして、防災マップ等より周知を行っておるところでございます。  避難に際しましては、迅速な避難情報の発令や早めの避難を呼びかけておりますが、自宅等で安全が確保できる方や冠水等で避難が間に合わなかった方について、垂直避難や知人宅への避難等、複数の方向により避難をしていただくよう、周知を行っております。  本市といたしましては、引き続き様々な防災情報について迅速・的確な発信に努めてまいるとともに、市民の皆様に避難行動に対する理解・推進を図ってまいりたいと考えております。  以上でございます。 ◯議長(遠藤 嘉昭君) 再質問をお受けします。9番、弓削田議員。 ◯議員(9番 弓削田 敬君) 再質問します。  旧JR宮田線ですけれども、ここの維持管理について、どのくらいの進度でどういうふうな形でされているのか、お尋ねします。 ◯議長(遠藤 嘉昭君) 土木建設課長。 ◯土木建設課長(有吉 智和君) お答えさせていただきます。土木建設課長です。  議員お尋ねのこの区間の維持管理でございます。先ほどから、議員のほうからお話があっているとおり、一般質問でこれが直近では27年の9月定例会のほうで議員のほうから一般質問なされております。  その後、現地のほうで定期的ではございますが、草刈り作業、それと今地元の鶴田の方に協力いただきまして、自治会のほうに協力いただいておりまして、道路愛護推進活動において作業のほう等も行っていただいております。ここ近年におきましては、平成28年で1度草刈り等を実施しているところでございます。  以上でございます。 ◯議長(遠藤 嘉昭君) 9番、弓削田議員。 ◯議員(9番 弓削田 敬君) 地元鶴田自治会の道路愛護支援隊がやっていますのは年に二、三回程度は、私も参加してやっていますけれども、もう山本自動車から先の部分というのは非常に木が生い茂ってひどいんです。これはもう業者さんにしてもらわにゃいけないと思うんですけれども、ここの部分についてはどのぐらいの頻度、また金額はどのくらいでしょうか。 ◯議長(遠藤 嘉昭君) 土木建設課長。 ◯土木建設課長(有吉 智和君) 土木建設課長です。頻度につきましては、近年では27年、28年にそれぞれ100万程度実施しているところでございます。  以上でございます。 ◯議長(遠藤 嘉昭君) 9番、弓削田議員。 ◯議員(9番 弓削田 敬君) 大体1回が120万ぐらいということですね。  今年はまだ、まあ年が明けてすぐなんですけれども、本年度は実施予定していただけるんでしょうか。 ◯議長(遠藤 嘉昭君) 土木建設課長。 ◯土木建設課長(有吉 智和君) 土木建設課長です。先ほどからお答えさせていただいておりますけど、ここ近年、整備のほうを実施しておりませんので、今年度につきましては今議員から御指摘あっております、一番木が生い茂ってしまっている箇所については整備を行うために、これ、今、現在、発注に向けた準備を行っているところでございます。  以上でございます。 ◯議長(遠藤 嘉昭君) 9番、弓削田議員。 ◯議員(9番 弓削田 敬君) これ当然、担当課長はもう現地のほうを見られていますよね。どういう状況かというのを御存じの上で進めておられるというふうに思いますけれども、私の記憶するところ、2年間はもうやってもらっていないんです。あの下に民家がずっと張り付いていまして、反対側には小竹町がずっと住宅があるような状況というところで、非常に環境が悪いんですけれども、せんだって地元から要望を上げたという、地元というか、地元の中の尾勝地区の隣組長から上がったというふうに思いますけれども、これ、今年はぜひやってもらいたいし、これ、毎年やってもらわないと費用もかかるだろうと思いますし、環境衛生面でもよくないと思うんですけれども、いかがでしょうか。 ◯議長(遠藤 嘉昭君) 土木建設課長。 ◯土木建設課長(有吉 智和君) 土木建設課長です。実際この箇所、元は線路敷でございましたが、木のほうがかなり生い茂っておると。かつ、もうかなりこれら木を撤去するにもそれなりの費用が必要ということでございます。このことから、定期的に、この区間は特に重点的な整備のほうを進めていく必要があると考えております。  以上です。 ◯議長(遠藤 嘉昭君) 9番、弓削田議員。 ◯議員(9番 弓削田 敬君) 結局、毎年毎年されないからそういうふうになるんじゃないかなと私は思いますよ。毎年やっぱり小まめにやっていただければ、あれから先は我々素人集団ではもう無理な部分であって、どうしても専門の業者といいますか、精通された方にしてもらわないと無理なんです。  そこで、これもともとやっぱりJRじゃないですか。前の質問のときには税金の関係とかいう形をいろいろ質問させてもらいましたが、そこはもういいと思いますけれども、維持管理をこれはJRにお願いってできないんですか。  先ほどの市長答弁もありましたし、27年にも市長そういうJRと協議するというふうに言われましたけれども、JRと協議されませんか。 ◯議長(遠藤 嘉昭君) 土木建設課長。 ◯土木建設課長(有吉 智和君) 土木建設課長です。JRとの協議につきましては、ここ近年では平成30年度に実施して、ここ一、二年はやっていない状況でございます。先ほど市長答弁にもありましたけど、この区間の維持管理等も含めたところで、JR等とは協議のほう、早々に行ってまいりたいと考えております。  以上でございます。 ◯議長(遠藤 嘉昭君) 9番、弓削田議員。 ◯議員(9番 弓削田 敬君) この筑豊地区、結構筑豊炭田で支店がたくさんあって、当時の国鉄がいっぱいあったんですけれども、もう大変ですね、これ。本当に。うちだけじゃないと思います。だが、大半は代替道路とかいろいろしてもらっていますけれども、うちのほうは進んでいないというところで、これぜひ担当課長、頑張ってJRのほうと交渉して、いい方向に進めていただきたい。  で、提案ですけれども、今までが2,140万かかっていると思うんです。27年もらいました。それから考えると、5,000万ぐらいもう使っているわけです。これから先、今からうちが負担していくと膨大な金額がかかるんですけれども、これ線路跡地ですからぐり石もぱあっとありますし、バラスというんでしょうか。しっかりしているんですけれども、遊歩道というふうなことは考えられませんか。遊歩道にするんであればメンテもしやすいし、多額の費用をかけるのなら遊歩道ぐらいは私はすぐできると思うんですが、一度地元と協議してはいかがでしょうか。 ◯議長(遠藤 嘉昭君) 土木建設課長。 ◯土木建設課長(有吉 智和君) 土木建設課長です。実際のところ、これ整備をやろうと思うたらなかなか延長もあります。また費用等もかかるため、どのような整備の仕方が一番最適なのかという検討も必要でございます。  今、議員のほうからありましたけれども、今後の対応とあと整備等を含めまして、地元自治会等とは早々に協議のほうを進めていきたいと考えております。  以上でございます。 ◯議長(遠藤 嘉昭君) 9番、弓削田議員。 ◯議員(9番 弓削田 敬君) ぜひやっていただきたいと思います。占部自動車の交差点からしばらくの間はずっとまだ、僕らでも刈ることができますし、あそこ道路もしやすいし、あの先に工業団地があって、工業団地とも一応つないでいくということになると、非常に利便性も向上するんではないかなというふうにも思いますし、あれから先は線路、単線分ですから狭いんですけれども、桜並木でもしたらどうかというようなことは自治会長が言っておられたような気がします。一度、ここの部分については、大変環境も悪いんで、ぜひ地元に足を運んでいただいて、課長の目で見て判断してください。1点目はこれで終わります。  続きまして、水害について質問させていただきます。  遠賀川と犬鳴川の間にある、まさに鶴田地区、磯光地区、それから小竹の南良津地区になりますけれども、この間の水防対策について伺いたいと思います。  23年に内水排除対策についてという陳情書が、私のヒアリングの結果、小竹町から国土交通省宛てに提出されているというふうに聞き及んでおりますけれども、それ以降、本市の対応についてはいかがでしょうか。 ◯議長(遠藤 嘉昭君) 土木建設課長。 ◯土木建設課長(有吉 智和君) 土木建設課長です。それ以降の対応になります。国土交通省、それと宮若市、小竹町の3者による勉強会を定期的に行っているところでございます。  それと、平成30年7月にかなりの雨が降りました。この豪雨に伴いまして南良津地区が冠水したことから、小竹町のほうが独自で令和元年に南良津地区の内水対策検討業務を行って水利解析を実施しているところでございます。現状においては、内水排除対策の抜本的な解決に至っていない状況でございます。  以上でございます。 ◯議長(遠藤 嘉昭君) 9番、弓削田議員。 ◯議員(9番 弓削田 敬君) それでは、先ほども言いましたように、小竹町のほうにちょっと私、お話を聞かせてもらいに行ったんですけれども、先日、小竹町よりうちの市長宛てにお手紙が届いているかというふうに思いますけれども、内容はどういった内容でしょうか。 ◯議長(遠藤 嘉昭君) 土木建設課長。 ◯土木建設課長(有吉 智和君) 土木建設課長です。内容につきましては、平成25年度尾勝、南良津地区水利解析業務に関する確認について依頼の表題で、小竹町町長名で提出がなされております。  内容につきましては、内水対策の実施に向け、小竹町の発注した内水対策検討業務に基づき、両市町で共通認識を持ち、本地区の内水対策事業を実施すべく、両首長を含めた中で再確認したいとの内容依頼でございました。  以上でございます。 ◯議長(遠藤 嘉昭君) 9番、弓削田議員。 ◯議員(9番 弓削田 敬君) その内水対策というものは具体的にはどういったものか。もう小竹町のほうから明記されていましたか。 ◯議長(遠藤 嘉昭君) 土木建設課長。 ◯土木建設課長(有吉 智和君) 土木建設課長です。内容等については、その内水対策をどう検討していくかというのが何案か示されておりました。それぞれの地区に調整池、大雨のときに内水を調整するための調整池を設置する。洪水を分離する。そしてその洪水を分離し、水量調整のための止め水ですけど、ゲートを設置して鶴田川のほうで排水ポンプ場を新設し、犬鳴川のほうへ強制排水する。それと、それに並行しまして、南良津川の排水ポンプ場の増設等の検討がなされておりました。  以上でございます。 ◯議長(遠藤 嘉昭君) 9番、弓削田議員。 ◯議員(9番 弓削田 敬君) まあこれらが全て実現すれば、磯光、鶴田地区の冠水は防げるというふうに思いますけれども、費用はたくさんかかると思いますけれども。  本来、南良津のポンプ場というのは、鉱害復旧事業で舞鶴橋から迎原、尾勝地区の水だけしか引けないというふうな計算になっているというふうに聞き及びました。小原ため池から舞鶴川、それから迎野川、これは磯光の樋門から出ますけれども、この部分は計算していないんですね。でも、今橋水路に全部つながっているんですよ。ということは、ポンプが動けば今橋を使って迎野と舞鶴川、一緒に流れていくわけです。これじゃ吐けないと思いますし、また、課長すみませんね。28年、百合野団地からの排水です。雨水排水。これがずっと下がってきて、尾勝の三つ角から南良津川のほうへ行くんですけれども、ほんで、ここでポンプを動かすと南良津川へ逆転していって、この分も一緒に入っていくというふうな形で、もうオーバーフローしてしまうんです。  こういうような形の現状の中で、どういうふうに進めていかれますか、この話。
    ◯議長(遠藤 嘉昭君) 土木建設課長。 ◯土木建設課長(有吉 智和君) 土木建設課長です。本市としましても、実際のところ、実害等生じております。これ鶴田地区の冠水について取り組むべきものと考えておりますが、当然これは放流先になりますと犬鳴川、そして小原になります。ここの管理につきましては、国土交通省になります。当然、小竹との協議も行い、国土交通省ともこの3者による協議を行いながら、一定のどういう形で対策を図ればいいとかというところの議論を今後も詰めていきたいと考えております。  以上でございます。 ◯議長(遠藤 嘉昭君) 9番、弓削田議員。 ◯議員(9番 弓削田 敬君) 進めていっていただきたいと思います。宮若市に降った、色はついていないかもしれませんけれども、宮若市で降った水、宮若市の敷地内であればやっぱり宮若市が出すのが当然だろうというふうに思いますし、実際これが小竹さんに行って、小竹さんの水が吐けないという現状もあると思います。  水利解析についてお尋ねしますけれども、25年に双方でお金を出し合って水利解析、それから令和元年に今度小竹町単独で600万かかったということですけれども、水利解析をされたということですが、内容についてお尋ねします。 ◯議長(遠藤 嘉昭君) 土木建設課長。 ◯土木建設課長(有吉 智和君) 土木建設課長です。これ平成25年度の水利解析については、当時、宮若市と小竹町が費用分担し、共同して国土交通省の意見をいただきながら、内水対策検討を行っております。その時点では、今申し上げました3者とも内容の認識をしておるというふうに私は考えております。  この水利解析をもとに、定期的に3者で勉強会、協議のほうを行ってきておりました。しかしながら、先ほど申し上げましたが、平成30年の豪雨時に宮若市側、鶴田側になりますけど、流入の雨水の水量の量が大きく、南良津地区が冠水したのではということから、小竹町が平成30年度におけるこの降雨冠水、河川推移等のデータを国土交通省から資料聴取し、令和元年に小竹町が独自で水利解析を行ったものでございます。この結果、この25年度に立地したものと大きく乖離があったということでございます。  以上でございます。 ◯議長(遠藤 嘉昭君) 9番、弓削田議員。 ◯議員(9番 弓削田 敬君) その結果、25年から令和元年に変わったというところを確認した上で、その後どう対応されたんですか。当然、先ほども言ったように、25年と今は多分雨量、降るゲリラ豪雨を含めた1時間当たりの雨量というのが全然違うと思うんです。そういったところで、小竹さんはずっと1時間雨量の写真を写したらしい、全部。で分析をされたという。これを受けてのその後の対応をお聞きします。 ◯議長(遠藤 嘉昭君) 土木建設課長。 ◯土木建設課長(有吉 智和君) 土木建設課長です。今お話させていただいておりますこの令和に行った水利解析については、去年の年末ぐらいにこの結果が出たということで、小竹町のほうから協議を行いたいということで、年が明けまして3月に、国土交通省を交えたところで、この小竹町さんが行いました水利解析について確認、内容の説明を受けております。  当然、うちのほうも内容につきましては確認もしておるんですけど、その中で、議員もおっしゃられましたが、平成25年のパターン、それと平成30年度、この平成30年度の最新の雨量結果、データに基づく検討を改めてする必要があるのではないかという認識でおるんですけど、3月以降、まだこの3者による協議のほうは行っていない状況でございます。  以上でございます。 ◯議長(遠藤 嘉昭君) 9番、弓削田議員。 ◯議員(9番 弓削田 敬君) そういう話を小竹さんからも聞きまして、その答えを持っていっても、小竹さんは今さらもう対応するつもりがないような、もううちはうちで単独でやるからというふうに言われていますけれども、もう担当者レベルでうちは尽くしたというふうにおっしゃっています。  さあ、そこで担当者としてはどういうふうにされますか。もう多分話は持ってこないと思うんですけれども、首長の出番ではないかなというふうに思いますが。 ◯議長(遠藤 嘉昭君) 土木建設課長。 ◯土木建設課長(有吉 智和君) 土木建設課長です。まだ、小竹町さんのほうの考えもありますが、原課としましては、土木建設課としましては、まだ協議すべき内容、例えば国土交通省との協議もございます。当然これ、事業化するにはなかなか適切な補助事業メニュー等もございません。まだほかに方法、要はこの冠水対策を整備するための何か方法がないか等も含めたところで、まだ協議すべきものと、原課としては、私どもは考えております。  この中で、今、小竹町さんが解析した結果を基にはなるんですけど、その中でまだ議論して、一番適切なやり方、この冠水対策の方法を、一定の対策方針を調整した上でそれぞれの首長のほうに説明すべきではないかと私は考えております。  以上でございます。 ◯議長(遠藤 嘉昭君) 9番、弓削田議員。 ◯議員(9番 弓削田 敬君) 小竹さん、御存じのように工業団地を誘致して役所を新調されて増改築を含めて、そこで浸かったら大変ということで、ジャブタのポンプが座っています。これ防衛予算というふうに聞いたんですけれども、それでもやっぱり南良津、兵丹地区は浸かってしまうということで、やっぱり危機感をもって、宮若市さん、お話ししましょうというふうに言われているというふうに思うんですけれども、本市だけが良かったそれでいいという考え方じゃなくて、やっぱり小竹と連携をとる必要はもう絶対あるというふうに思いますし、るる今までずっと今橋水路から遠賀川、舞鶴川、迎野川の話をしましたけれども、全部うちの水が行っているんです、あっちのほうに。だから、地元の小竹さんのほうの南良津川、捌けないというのは事実だというふうに私は思います。  そういったところで、ちょっともうこの分については、私は小竹との機は尽くした。もう首長の出番であるというふうに思いますけれども、ここで市長にお尋ねいたしますけれども、鶴田地区、磯光地区、それも天照宮の前の辺ですけれども、それから金丸、それぞれ大雨時における冠水対策については、地元から請願が議会に上がったというふうに思います。  結果、磯光地区は一定の釜場とポンプがついたんですけれども、これでは天照宮から前の旭の東の付近はもう駄目だというふうに思いますが、また、本年度は金丸地区ということで、いろいろ事業に着手していただいております。同時期に行った鶴田地区、それから磯光のずっと東のほうですけれども、こっちについては進展がないということで現在まで至っております。  鶴田地区の冠水を具体的に進めるべきだというふうに思いますが、いかがでしょうか。  また、今回、この一般質問のために同じ地方議員であり、日頃から御指導頂いております小竹の和田明議長から呼ばれまして、「小竹はもう計画を進めるぞ。敬ちゃん、これでいいとか。おまえの鶴田が浸かるぜ」っていうふうに言われました。議長に連れていかれて、小竹の建設課長、こちらも宮若市の方であります。旭の東住民ということで、私のすぐ家の先なんですけれども、この課長も心配して、いろいろ話の中に宮若市に対しての配慮といいますか、お気遣いを頂きながら、でも進めていかなきゃいけないというふうに言われております。  両市町の様々な問題を解決するために、本地区の冠水対策をスピード感を持って確実に進めていただきたいと思いますけれども、市長、いかがでしょうか。お答え頂きたいと思います。 ◯議長(遠藤 嘉昭君) 市長。 ◯市長(有吉 哲信君) 市長です。冠水対策について、宮若市、順次対策を講じてまいりました。鶴田の冠水は非常に水量も多くて、いずれにしても小竹とも連携をとらなきゃいけないし、国交省を巻き込まないとこの事業は前には進まない。いろいろ所管のほうで検討はいたしておるようでございますけれども、なかなかその国交省のほうがこの事業に対して積極的な御意見とか示唆とか、そういうものが今のところないようでございまして、これは、この状況は国交省のほうも分かっておるわけでございますんで、首長同士が話してすぐ解決できるような問題でもないと思いますので、そこら辺はしっかり国交省と情報交換しながら、今後しっかりと対応していきたいというふうに思っています。  以上です。 ◯議長(遠藤 嘉昭君) 9番、弓削田議員。 ◯議員(9番 弓削田 敬君) 国交、今、予算がないからこの事業はなかなか進められないということですけれども、単費を使ってでも、もうぜひともやっていただく時期に来ているというふうに思いますけれども、それでも進めていただけないんですか。 ◯議長(遠藤 嘉昭君) 市長。 ◯市長(有吉 哲信君) 市長です。所管のほうから、この事業規模がどれくらいになるかっていうのは聞いております。今の権助ポンプ場の数倍ぐらいの施設が必要であろうということになれば、30億、40億、あるいは50億というものになるのかなというふうに思っておりますが、それだけの事業を単費で行うということは非常に不可能でございます。  ただ、市民の安全・安心を守らなきゃいけない私ども当然責務があるわけでございますので、その可能性について、何としてもやっぱり国を引っ張り込んでこの事業を推進しなければいけないというふうに思っております。 ◯議長(遠藤 嘉昭君) 9番、弓削田議員。 ◯議員(9番 弓削田 敬君) やっていただけるまでまた一般質問しますので、よろしくお願いします。  続けます。最後に、冠水発生時の避難場所について伺いたいと思います。  まず、高齢者の方々に対しての避難に関わる対応についてお尋ねいたします。  また、これは何度かお聞きしたと思いますけれども、各自治会、80自治会以上あると思うんですけれども、独居高齢者の方、これ前、これも質問したと思いますが、支援方法のマニュアルとかいうの、確認されていますか。 ◯議長(遠藤 嘉昭君) 総務課長。 ◯総務課長(白土 成人君) 総務課長です。まず、高齢者等の避難に係る対応ということでございますが、避難情報の発令に対しましては、現在、気象状況等に応じまして5段階のレベルを付して発令をしております。このうち市町村が発令するものとしましては、レベル3以上ということになります。  このレベル3につきましては、避難準備、高齢者等避難開始という部分で、避難に時間のかかる高齢者についてはこのタイミングで避難を開始していただく。その他の方につきましては避難の準備をしていただくといったようなタイミングになってまいります。  市長答弁と重複しますが、避難に際しましては早めの避難の避難行動あるいは避難情報の発令に努めてまいりたいと考えております。  もう一点の独居高齢者の避難支援マニュアルの各自主防災組織での策定状況というところにつきましては、現状ちょっと把握はできておりません。しかしながら、各自治会において設置されております自主防災組織につきまして、中で自助・共助の体制の構築が進められているというふうに考えておりますので、市としましては、今後も引き続き自主防災組織の訓練等々への支援、助言等を行って、地域防災力の向上に努めてまいりたいというふうに考えております。  以上です。 ◯議長(遠藤 嘉昭君) 9番、弓削田議員。 ◯議員(9番 弓削田 敬君) やっぱり自治会単位でやってもらわないと、行政が全部やるというのは不可能です。やっぱりここを早く固めないと、皆さん救出できないというふうに思うんで、ぜひやってください。  それから、備品や避難所の関係の整備等々いろいろ危惧するところもあるんですけれども、現在のところいかがですか。 ◯議長(遠藤 嘉昭君) 総務課長。 ◯総務課長(白土 成人君) 総務課長です。本市の備蓄品の状況、それから避難所の環境についてというお尋ねでございます。  まず、備蓄品の状況でございますが、現在、食料につきましては約6,300食、そして水につきましては約2,000リットルを備蓄をいたしております。また、その他毛布やマット、それからパーテーション等の備蓄も併せて行っているところでございます。  避難所の環境につきましては、現在、公共施設、小中学校の体育館等を中心に開設をいたしておりますが、開校中の小中学校につきましてはエアコン等が設置されておりますので、これからの出水期、非常に蒸し暑い状況になるわけですが、これらの対応についてはとれておるというふうに判断しております。  以上です。 ◯議長(遠藤 嘉昭君) 9番、弓削田議員。 ◯議員(9番 弓削田 敬君) 小中学校は今、冷暖房完備できましたので、エアコンが。避難所の環境その部分についてはいいと思いますけれども、食料がこれで大体何人が何日分かというのは、それぞれの波もあるんで言えないかと思いますけれども、救援物資が届くまでの間というのを想定したところで、ぜひ備蓄はしっかりしていただきたいというふうにお願いします。  例えば、最近テレビでよく見るんですけれども、段ボールの簡易ベッド、これどこになるか分かりませんけれども、段ボールの簡易ベッドとか、まあパーテーションはあるということでございますけれども、感染防止やプライバシー保護のための間仕切りというの、こういうのというのはどこやろう。健康課、ああ、あなた、どうぞ。ちょっと聞かせてください。 ◯議長(遠藤 嘉昭君) 総務課長。 ◯総務課長(白土 成人君) 総務課長です。先ほども答弁しましたけれども、パーテーション、これらにつきましてはプライバシーの保護という観点で、これまで備蓄が必要だということで、年次的に整備を行っているところです。  今回、コロナの関係がございまして、段ボール等の簡易ベッドについて注目が集まったという部分がございます。これにつきましては、現在、本市のほうではまだ備蓄できておりませんが、いろんな各メーカーさんからも積極的に営業に来られておりますので、特にこのコロナにつきましてはやっぱり床に寝てしまうと、要はそこの横を人が通ることでほこりが舞う。それにウイルス等が混じっている可能性があるということで、30センチから50センチの高さでのそういった簡易的な段ボールベッドの必要性というのは今回改めて着目されたところでございますので、その辺につきましては、必要に応じて整備は図っていきたいと考えております。  以上です。 ◯議長(遠藤 嘉昭君) 9番、弓削田議員。 ◯議員(9番 弓削田 敬君) 大変ですね、なかなか。でも、もう実際そういったことを想定して、どんどん進めていかなければいけない。宮若市だけ、確かに降水量とかそういうゲリラ豪雨に当たること、地震も少ないし、と思いますけれども、絶対にないとは言えないですから、やっていただかなければいけないし、また、新型コロナウイルスが蔓延していますので、宮若市は出ておりませんけれども、どこからどうなるかというのは分からないというふうに思いますので、ぜひよろしくお願いしたいと思います。  備蓄品についても、やっぱり期限があると思いますけれども、それは有効に使われるというふうに思いますので、回しながら回しながらというというところで、有効な使い方をしていただきたいというふうに思います。  コロナ対策については対応されているということでございますので、それでは、3密を避けるため、パーテーションだけじゃなくて、もっと距離を空けにゃいけんためには、もっともっと避難所を、逆にいうと、今の避難所よりも増やさなければいけないというふうに思いますけれども、例えば、今、国のほうからホテルや旅館等々を借り上げて避難所にしてもらって、費用は払うというふうなところもあるみたいでございますけれども、そういったことはまた考えておられるというふうに思いますが、聞きたいのは、車中泊避難というのがあると思うんですけれども、これを行うために確保しているところというのはどこがあるんですか。 ◯議長(遠藤 嘉昭君) 総務課長。 ◯総務課長(白土 成人君) 総務課長です。車中泊につきましては、基本的には浸水のおそれがないような駐車場あるいはグラウンドということになってこようかと思いますので、例えば本市で言えば、西鞍の丘運動公園の駐車場であったりとか、あるいは東部総合運動公園の駐車場、こういったところについても車中泊というのは可能かというふうに考えております。  以上です。 ◯議長(遠藤 嘉昭君) 9番、弓削田議員。 ◯議員(9番 弓削田 敬君) 多分、車中泊というのは物すごい増えると思うんです。僕は熊本地震も経験しましたし、阪神淡路のときも青年会議所で物資を輸送して、あの頃からやっぱり車に避難する。特に今ワンボックスというのがはやっていますから、容易に移動できると思うんで、あとは避難先での環境です。トイレとか電源とか水の関係、そういったところを充実させて、この部分をぜひ進めていく必要があると思います、私も。  特に、宮若市、公共交通はありませんし、また災害時には公共交通は使えませんから、絶対これは有効だというふうに思います。ぜひよろしくお願いしたいと思います。  それでは、最後に聞きたいと思うんですけれども、今回の補正予算で、財政のほうが、予期せぬことも想定して、予備費を3,000万から5,000万追加して8,000万要求があっています。まだ本会議を通過しておりませんけれども、こういったものに対しては、新型コロナウイルス感染防止のために、疑わしい方に対してPCR検査が必要であるというふうに思いますけれども、昨日ですか、東京都で47人出られた。急激に上がってびっくりされただろうというふうに、というふうな名目で、安倍首相が、PCR検査できる回数を増やしたからということで、新たに判明する数が増えたんだというふうなことを言われておりました。  本当に、これをやらないと見えないというのはいっぱいあるわけであって、そのために財政が高額な予備費を今、要求しているというふうに思います。災害発生時、避難場所でPCR検査、本当は入ってこられる方全員にするのが理想でしょうけれども、いかがですか。どうお考えでしょうか。 ◯議長(遠藤 嘉昭君) 健康福祉課長。 ◯健康福祉課長(有川 淳子君) 健康福祉課長です。新型コロナウイルスの感染の疑いのある避難者の方に対してPCR検査を行わないのかという御質問でございますけれども、PCR検査は、現在は保健所又は医療機関におきまして、検査が必要であるというふうに判断された方が、帰国者接触者外来等を紹介されて検査を受けるという流れになっておりますので、避難所で検査を実施することは困難な状況となっております。  もし、新型コロナの感染が疑われる避難者がいる場合は保健所と連携して、また、指導・助言を頂きながら対応に当たってまいりたいと考えます。  以上です。 ◯議長(遠藤 嘉昭君) 9番、弓削田議員。 ◯議員(9番 弓削田 敬君) すみません。僣越ですけれども、そのマニュアルどおりのやり方ではもう多分食い止めはできないと思うし、ぜひ課長、宮若市から出したくないと思いますし、もうそういう災害発生時は絶対やっぱり蔓延してくる可能性が大でと思うんで、もしも、まさかじゃなくて、もしものことを考えて、ちょっとここら辺はしっかり検討していただきたいと。まだ今、宮若市、先ほど言ったようにゼロですけれども、誰かが持っているかもしれない。ただ出ていないだけで。これが高齢者の方や体力の落ちた方にぽっと接触するだけでそこから発生するやもしれないというふうなものもあると思いまして。  最後になりますけれども、この部分については、感染予防、高齢者に対してのメンタルケア等々についてはいかがお考えですか。避難所で。 ◯議長(遠藤 嘉昭君) 健康福祉課長。 ◯健康福祉課長(有川 淳子君) 健康福祉課長です。避難所における物理的な感染予防策については、先ほどからお話があっていましたように、1人当たりのスペースの確保であるとか、あと換気を行うとかいった、3密を避けることが必要になってくるかと思いますが、基本的には手洗いや消毒の徹底、そしてマスク着用などの咳エチケットなどの個人でできる感染予防策に努めていただくことに尽きると思います。  また、避難所での高齢者のメンタルケアについてでございますが、避難所では、災害や感染に対する不安に加えまして、日常とは違う環境に置かれるために強いストレスを感じられるのではないかなと思います。  高齢者に限らず、避難者でメンタルケアが必要とされる場合は、心の健康管理という観点から、その対応については保健師がその役割を担うことになると思いますが、活動といたしましては、まず、避難所へ出向いて、避難者の体調等についての状況把握を行う。そして、避難者からの相談等に対応していくことで不安やストレスの軽減に努めること。また、避難所が閉鎖されて自宅へ戻られた後も相談しやすい関係を築いておくことなどが必要になるかと考えております。  以上です。 ◯議長(遠藤 嘉昭君) 9番、弓削田議員。 ◯議員(9番 弓削田 敬君) ありがとうございました。避難所でのそういった心のケア、必要な方というのはちっちゃな子供たちから病弱な方、それから障がいをお持ちの方、それから高齢者の方、いろいろあると思うんです。ぜひその辺に関して、やっぱり、もしもということで考えていただきたいと思います。  防災・減災施策につきましては、非常に重要な課題であるというふうに私も認識しております。いつどこで起こるか分からない自然災害に備え、引き続きもしもの精神で備蓄品の購入や防災訓練等を実施していただき、市民の安全・安心のため、本市の防災力強化に努めていただきたいというふうに思います。  加えて、新型コロナ対策等行わなければならないという使命感が加わっております。関係各課は御指導するようになると思いますけれども、もしものとき、非常時には万全の態勢をもって事態収拾に努めていただきたいというふうに思います。  以上です。 ◯議長(遠藤 嘉昭君) これにて、弓削田議員の質問を終了いたします。       ……………………………………………………………………………… ◯議長(遠藤 嘉昭君) ここで昼食のため一旦休憩し、午後1時より再開いたします。                  午後0時02分休憩       ………………………………………………………………………………                  午後1時00分再開 ◯議長(遠藤 嘉昭君) 休憩前に引き続き、会議を開きます。
     藤嶋議員の質問をお受けします。3番、藤嶋議員。 ◯議員(3番 藤嶋 嘉子君)〔登壇〕 3番、藤嶋です。マスクを外させていただきます。  通告事項、新型コロナ対策について伺います。  質問の要旨。1点目、生活困窮者を初め現状の実態把握はどのようにされているか伺います。  2点目、社会福祉協議会との連携について伺います。 ◯議長(遠藤 嘉昭君) ただ今の質問に対し、執行部より答弁を求めます。市長。 ◯市長(有吉 哲信君)〔登壇〕 ただ今藤嶋議員からの御質問に御答弁申し上げます。  新型コロナ対策の1点目でございますけれども、生活困窮者を初め現状の実態把握をどのようにしているかということでございますが、現在は、生活困窮者の相談態勢を整えておりまして、今年の1月から5月までの相談件数が78件と、昨年の倍以上の相談件数となっております。  また、自立相談支援室に2名の相談員を配置いたしまして、失業や雇い止めなど、生活困窮に至った経緯を聞き取り、現状の実態把握に努めております。  2点目の社会福祉協議会との連携でございますが、社会福祉協議会におきましては、生活困窮者に対しまして緊急小口資金や生活福祉資金などの貸付けを行っておりまして、自立相談支援室の家計改善支援員の配置を週2日から3日に態勢を強化し、社会福祉協議会への同行支援による連携を図り、生活再建に向けた家計管理の支援を行っておるところでございます。  以上です。 ◯議長(遠藤 嘉昭君) 再質問をお受けします。3番、藤嶋議員。 ◯議員(3番 藤嶋 嘉子君) それでは、昨年1年間で相談件数はどのくらいあったのでしょうか。それと、相談件数の今年の見込み数、それから、生活困窮者以外にもたくさん相談があると思いますけれども、全体としてどういう状況か伺います。 ◯議長(遠藤 嘉昭君) 保護人権課長。 ◯保護人権課長(寺本 卓史君) 保護人権課長です。まず最初に、昨年の相談件数につきましては、99件でした。そのうち、1月から5月の相談件数につきましては34件となっております。今年はコロナウイルス感染症拡大の影響で、同じ時期、1月から5月にかけましては78件と、倍以上の相談件数となっております。  そして、今年の相談件数の見込みなんですが、今のペースでいきますと200件を超えるものと思われます。  また、生活困窮者以外といいますと、所管におきましては生活保護の相談という形になりますが、こちらにつきましても昨年の1月から5月が48件ですが、ことしの1月から5月にかけましては63件と、こちらも増加傾向になっております。  以上です。 ◯議長(遠藤 嘉昭君) 3番、藤嶋議員。 ◯議員(3番 藤嶋 嘉子君) 倍近く、もう今既に78人ということは、もう昨年の数字にほぼ近いわけです。市の職員が無我夢中で相談に応じておられるのではないかというふうに思います。  自立相談支援室、私、行きましたけれども、困り事相談室というふうに表記がされてありました。外部の専門家に委託をされていると、お二人の相談員が対応されているということですけれども、心に傷を抱いてこちらのほうに駆け込んでこられる、そういう方が多くなる。複雑な相談、専門的な相談が多くなると思われます。質の向上も求められる。そして、マンパワーも必要だと思います。支援員が疲労してしまったら支えることが困難。相談室の体制の拡充、これが必要であると考えますが、いかがでしょうか。 ◯議長(遠藤 嘉昭君) 保護人権課長。 ◯保護人権課長(寺本 卓史君) 保護人権課長です。自立相談支援室につきましては、常時2名の相談員を配置しております。また、それとは別に、家計改善支援員を週2日配置をしておりましたが、今回のコロナウイルスの関係で、6月よりこの家計改善支援員を週3日に、相談体制の拡充をいたしております。  また、相談件数が多い場合、事前に電話連絡等あって、どうしても今の相談体制では支援ができない、そういったことなどの場合には、委託先の本部より応援支援体制といたしまして相談員をこちらのほうへ来ていただきまして、多いときには5名体制で相談に当たったというときもございます。  以上です。 ◯議長(遠藤 嘉昭君) 3番、藤嶋議員。 ◯議員(3番 藤嶋 嘉子君) そのように応援体制、それも含めて、外部発注になるわけですね。お困り事相談室、これは困った人たちのステーション、人材を育てなければ、この市の職員も含めて、チーム、そのチームの中心となっていただきたいと思います。相談に来られた方が、肩の荷が下りてほっとして帰られるような、そういう相談室にしていただきたいけど、どのような相談体制を考えておられますか。 ◯議長(遠藤 嘉昭君) 保護人権課長。 ◯保護人権課長(寺本 卓史君) 保護人権課長です。今、藤嶋議員がおっしゃられたとおり、相談に来られて、肩の荷が下りて、少しでも相談の内容が緩和されたという形が一番よろしいと思っております。これにつきましては、相談室におきましては、不安で相談に来た方が少しでも不安が取り除かれるような、今後の生活の再建に明るい兆しが見える、差すような、少しでも希望が芽生えるような支援態勢に努めていけるような相談室にしていきたいというふうには考えております。  以上です。 ◯議長(遠藤 嘉昭君) 3番、藤嶋議員。 ◯議員(3番 藤嶋 嘉子君) そのような、ほっとされるような、そういう相談室を私も望んでおります。  次に、現状、実態の把握としてお伺いいたします。これどちらにお聞きしていいか分からないんですけれども、一律10万円給付金についてお伺いいたします。  現在の給付率と、申請されていない方はどれくらいおられるのかお聞きします。 ◯議長(遠藤 嘉昭君) 情報政策担当課長。 ◯情報政策担当課長(吉田 哲也君) 情報政策担当課長です。ただ今議員お尋ねの特別定額給付金に関してでございますけれども、この制度に関しましては、4月27日を基準日といたしまして、住民基本台帳がある世帯に対して、世帯主に対して1人当たり10万円を給付する制度でございますけれども、本市におきましては、4月27日時点で対象世帯が1万3,419、対象者数が2万7,757人となっております。  こちらの給付率に関してでございますけれども、先週6月12日時点で──申し訳ございません。来週の6月19日までが給付が決定しておりますので、その6月19日時点で1万2,717世帯、2万7,158人分の給付が確定をしております。率に換算いたしますと94.8%の世帯で、対象者といたしましては97.8%となっております。  ちなみにでございますが、6月10日現在で、福岡県におきましては38%、国におきましては38.5%の給付率というふうになっております。  あと、まだ申請をされていない方に関しましてでございますけれども、これは数といたしまして700人程度となっております。  以上でございます。 ◯議長(遠藤 嘉昭君) 3番、藤嶋議員。 ◯議員(3番 藤嶋 嘉子君) では、その未申請の700人程度ということですね。非常に高い給付率だということは本当に実感しております。宮若市の方がこうやって申請されるのにもいろいろ手続を手伝ってくださっているということも聞いております。  あとその700人の方、未申請の方、こういう方がおられたんです。申請書が送られてきたけれども、何かの詐欺ではないかという問合せがありました。独居老人等に見られるように、申請の仕方が分からない、申請用紙を置いたまま忘れている。こういう方がおられるのではないかと思います。700人、期限までまだ期間があるからといって様子をうかがうということだけではなくて、こういったアフター、申請の意思があるがやり方が分からないという立場で、はがきなどの再通知ということも検討すべきではないかと考えますが、いかがですか。 ◯議長(遠藤 嘉昭君) 情報政策担当課長。 ◯情報政策担当課長(吉田 哲也君) 情報政策担当課長です。ただ今御質問がありました残り700人の方々に対しての申請の推進でございますけれども、議員さんおっしゃるとおり、このまま放置というか、何も手だてをとらない等、そのまま残っている方々もいらっしゃるかと思いますので、時期を見て、できるだけ早い段階で2回目の周知を行いまして、推進を行いたいというふうに考えております。  以上です。 ◯議長(遠藤 嘉昭君) 3番、藤嶋議員。 ◯議員(3番 藤嶋 嘉子君) 必要な方に届くようにしていただきたいと思います。  今回のコロナ問題で、保険証を持たない方がおられました。資格証の方、事実上無保険の方から相談はあったのかどうか、伺います。 ◯議長(遠藤 嘉昭君) 情報政策担当課長。 ◯情報政策担当課長(吉田 哲也君) 情報政策担当課長です。今、御質問がありました無保険の方であったりとか、例えば生活保護を受けられている方とかの相談に関しては確かにございまして、生活保護であれば生活保護の担当のほうと状況について確認をいたしたりとか、そこで出せる証明書、そういったものを発行させて、そこで本人の確認を取ったりとかいうふうなことはやりました。  以上でございます。 ◯議長(遠藤 嘉昭君) 3番、藤嶋議員。 ◯議員(3番 藤嶋 嘉子君) 出せる保険証を出されたということですか。 ◯議長(遠藤 嘉昭君) 情報政策課長。 ◯情報政策担当課長(吉田 哲也君) 出せる保険証というか、出せる証明書です。本人が確認できるような証明書の発行が何かできないかということで、所管課に相談して、出せるものを出していただいたりとかいうふうなことをやっております。  以上です。 ◯議長(遠藤 嘉昭君) 3番、藤嶋議員。 ◯議員(3番 藤嶋 嘉子君) 私、3月議会で、こういう方に対しての新型コロナウイルス感染症に関わる厚労省通達ということでお尋ねをいたしました。私のもとに集約されている各自治体の対応というのがあります。本市は、特別の事情が発生した場合は速やかに社会保険者証を交付すべきと考えておりますが、感染状況、感染拡大の状況など、他市町村の取組を検討して発行すると、発行を検討しているとあります。  今回のコロナ問題は、特別の事情というふうに考えます。検討された結果、どのような結論に至っているのか伺います。 ◯議長(遠藤 嘉昭君) 市民課長。 ◯市民課長(武谷 伸治君) 市民課長です。国民健康保険に限ってのお話になりますけれども、新型コロナウイルスの感染症予防のために国保の資格証明書を発行している対象者へ短期被保険者証の切替えをしてはどうかという内容でございましたけれども、関係所管で検討いたしました結果、資格証明書を交付している対象者全員に対して、一律に短期被保険者証を郵送するということにつきましては、やはり滞納者との納税相談の機会が失われてしまうというような理由から、現時点では実施しておりません。  しかしながら、新型コロナウイルス感染症に感染の疑いが生じる場合など特別な事情が発生した場合には速やかに被保険者証を交付すべきであるということは考えておりますので、今後、本市、近隣市町村において新型コロナウイルス感染症の感染拡大が予想されるような状況に至った場合には、臨機応変に対応してまいりたいと考えております。  以上です。 ◯議長(遠藤 嘉昭君) 3番、藤嶋議員。 ◯議員(3番 藤嶋 嘉子君) 臨機応変に対応していただきたい。感染症対策として、資格証明書の方でも接触外来で受診ができますよと、こういうはがきを1枚出す。これをきっかけに相談に来られて、家計改善や生活の困窮者の支援の道につなげることもできるというふうに考えております。そこのほうはどうでしょうか。はがきを1枚出していただきたい。 ◯議長(遠藤 嘉昭君) 市民課長。 ◯市民課長(武谷 伸治君) 市民課長です。現在、市のホームページのほうにはそういう周知を掲載しておりますけれども、はがきを出すかという点につきましては、今後の周知方法を検討いたしまして、その中の一つの手段として検討してまいりたいと思います。  以上です。 ◯議長(遠藤 嘉昭君) 3番、藤嶋議員。 ◯議員(3番 藤嶋 嘉子君) 1つの選択肢として、していただきたい。  現在、宮若市では、市民の協力もありまして、現段階において感染者は出ておりません。しかし、ほとんどの方が感染のリスク、先が見えない不安を抱えておられます。私たちは、独自でアンケートを実施しました。お困り事アンケート。困り事相談室とよく似たような名前です。  私は、このアンケートは、我々が自分の足で配布しております。限界もあります。それから分母も違います。しかし、今日この思いを届ける意味で、アンケートを持参しております。特徴的なことは、従来のアンケートに比べて、若い人たちの深刻な訴え、独り親家庭の窮状、支援の厳しい意見など、要望欄にびっしりと書かれてあるということです。収入が減り、生活ができない。どんな支援があるか分からない。どこに行けばいいのか分からないといった意見が多く寄せられました。胸が締めつけられる思いで読みました。少し紹介をさせていただきます。  もちろん、これは御本人にも了解を得ております。  「収入が減って生活ができない。同情するなら金をくれ。宮若市には何ができるんですか。市民一人一人の追加の現金給付をお願いします。マスクも値段が高い。命が絶たれてしまいます。助けてください。私は母子家庭、コロナで給料が5万円以下になりました。扶養手当、児童手当含め10万円ぐらいです。独り暮らしをしていると、コロナで週4回から5時間の仕事、これも大変です。いつもお金のことを考えております。活動内容や生活情報などが市のホームページに載っていますが、いつ更新されているか分からない。情報が入って来ない。  それから、多くの子供さんを持たれる方の休校へのストレスというものが多く挙げられました。これは私の独自で作った資料でちょっと見づらいと思うんですけれども、こちらのほうには見えないと思いますけれども、執行部のほうに見ていただきたい。  「生活ができなくなった。収入が減った。ここは医療体制が不備である。マスクが届かない。」こういうふうに、一人一人の意見がこういう今、東京だけではというふうな第2次感染とか第2波とか言われていますけれども、いまだに宮若市においてはこういう不安の状況があります。特に独り親家庭においては非常に厳しい生活を迫られております。相談窓口にたどり着けない方、手を挙げられずにSOSを出せない方、挙げる元気さえも失いつつある方への対策は急務です。  市長にお伺いいたします。こういった方々のために、ぜひ宮若市として市民アンケートを実施してください。助けを求めておられます。1枚のアンケートで救われる方もおられます。見解を求めます。 ◯議長(遠藤 嘉昭君) 市長。 ◯市長(有吉 哲信君) 市長です。アンケートを実施するかしないかは別にいたしまして、そういう生活に困窮をされておる方々の実態をいかに早くつかみ取るかということが非常に大事でございます。  とにかく、どこに相談したら分からないということのような意見もあるようでございますけれども、ぜひ、市役所に御一報していただければ、適切な措置をとることができるというふうに思っておりますので、ぜひ市役所のほうに御一報をいただければというふうに思っております。  以上です。 ◯議長(遠藤 嘉昭君) 3番、藤嶋議員。 ◯議員(3番 藤嶋 嘉子君) では、その市役所に訪れた方、今、国、県、市といった分野で様々な救済制度が給付金、持続化給付金、いろんな制度があります。これは従来の枠を超えて、大きな取組、周知をする方法を考えないと、皆さんどこに行っていいか分からないと。公的機関、この新市庁舎の建物、それから公共物の掲示板に、市民の目の留まるようなところに大きなポスターを貼って、そういう周知もしていただきたい。これは、さっき下のほうで、今順番を待っておられる、受付で待っておられる方の目にも留まるようなそういう周知をしていただきたい。いかがでしょうか。 ◯議長(遠藤 嘉昭君) 市長。 ◯市長(有吉 哲信君) 市長です。周知の方法はいろいろあると思いますけれども、総合窓口として今1階の多目的室を利用して、そこで全て、もうとにかく分からない、どこに行ったら分からないという方々は、そこにお見えになれば、案内人もおりますので、そこに誘導をいたします。  掲示の方法はそれなりに、今デジタルサインを導入いたしておりますので、適時、情報発信はしていきたいというふうに思います。 ◯議長(遠藤 嘉昭君) 3番、藤嶋議員。 ◯議員(3番 藤嶋 嘉子君) 本当に、従来の枠を越えた情報発信も含めて、市民の方に周知をしていただきたい。  私、社会福祉協議会、所田温泉に何度か足を運びました。今回のコロナに関しての取組を見させていただきました。チーム社協として一丸となって相談に親身に対応されておられました。  社会福祉協議会が窓口で貸出しを実施されておられる緊急小口資金制度、総合支援資金制度、学生も利用できるというのがこの資金制度の特徴です。どのくらい申請があって、実際どのくらい執行されているのか伺います。 ◯議長(遠藤 嘉昭君) 子育て福祉課長。 ◯子育て福祉課長(東  雅也君) 子育て福祉課長です。社会福祉協議会で行っております緊急小口資金、それから総合支援資金の貸出しの状況ということでございますが、4月から6月の、先週時点までの状況でございますけれども、191件の申し込みがありまして、給付決定しておりますのが3,395万円、それから総合支援資金につきましては168件の申し込みがありまして、決定しているのが9,420万円というふうにお聞きしております。  以上でございます。 ◯議長(遠藤 嘉昭君) 3番、藤嶋議員。 ◯議員(3番 藤嶋 嘉子君) 今、慌てて足し算をしましたら359件ですか、合計。ですね。関係機関の方の努力には本当に敬意を表します。  しかしながら、内容が理解できない、融資を受けても借りたら先々返すお金が工面でできるかどうか不安だと、仕事が見つかり返せるかどうか分からない。こういった制度も知らないまま、悩んだあげくカードローン、キャッシングローンで借りてしまう。こういうことに発展させないために、特例貸付制度のこの小口資金制度、総合支援資金制度に、償還時には、なお所得の減少が続いている住民税非課税世帯、生活困窮者には償還の免除があと、こういうことを知らせる必要があるのではないかと思います。  社協の皆さんは相談を待っておられるはずです。従来の協会の枠にとらわれず、コロナ対策の一環としてこういったことも市民に周知をしていただきたい。この社協のパンフレット以外に、市民に周知する方法を検討していただきたい。それはいかがでしょうか。 ◯議長(遠藤 嘉昭君) 子育て福祉課長。 ◯子育て福祉課長(東  雅也君) 子育て福祉課長です。周知の方法ということでございますけれども、今御指摘がありましたように、社会福祉協議会のほうのホームページ、それから社会福祉協議会の広報紙の裏面のほうに大きく掲載して、各家庭のほうにお配りをされております。
     もちろん、こちら市役所のほうでも、相談がありましたら1階の窓口のほうでも御案内をいたしておりますし、先ほど市長答弁の中にもありましたように、生活困窮室のほうの支援員のほうも同行して、御案内しているという現状もございます。  いろんな手段を使いまして、こういった貸付制度があるということは今後もお知らせをしてまいりたいと思います。 ◯議長(遠藤 嘉昭君) 3番、藤嶋議員。 ◯議員(3番 藤嶋 嘉子君) ペーパーでの周知、これが非常に有効であると、私はこのコロナアンケートをとった上に思いました。周知のほうを徹底していただきたい。  今、所田温泉が再開されております。利用者がたくさん来られております。知り合いの方に会うかもしれん。融資の申し込みを知られたくない。こういう方がおられます。役所のほうだと相談しやすい。融資の申し込みをしやすい。こういった方。市庁舎の中で社会福祉協議会と連携した相談窓口が開設できないのか伺います。 ◯議長(遠藤 嘉昭君) 子育て福祉課長。 ◯子育て福祉課長(東  雅也君) 子育て福祉課長です。ちょっと繰り返しになりますけれども、先ほど申し上げましたように、生活困窮室のほうに御相談に来ていただきまして、必要があれば同行して相談に応じるという形もとらせていただいております。  これは、どういった形で社会福祉協議会のほうで相談に応じるかといったところの問題もあるかと思いますけれども、市役所だから人知れず相談ができるといったことではなくて、それは社会福祉協議会のほうでも、相談に来られた場合には当然守秘義務もありますし、そういった他人に知られないような手だてをとるということも当然必要になってくるかと思いますので、そのような形で今後も対応してまいりたいと考えております。  以上です。 ◯議長(遠藤 嘉昭君) 3番、藤嶋議員。 ◯議員(3番 藤嶋 嘉子君) できるだけワンストップということで、あちらこちらにいかないでそこの市の相談の窓口でできるような、そういう相談体制を拡充していただきたい。  市長の答弁の中にありましたアウトリーチによる連携と。私、いろいろ横文字が出てきてこれを調べましたら、アウトリーチ、支援が必要であるにも関わらず届いていない人に行政や支援機関などが積極的に働きかけ、情報・支援を届けるサービスというふうにありまして、アウトリーチということも含めて、同行支援に限らず、情報支援、積極的に働きかけることを行っていただきたい。  それと、市長は常々、市民の暮らしと命を守ることを行政の第一と考えているとおっしゃっておられます。今回のコロナ禍をどのように捉え、どのように評価され、市民の暮らしと命を守るためにどのような政策を実行されようとしているのか。予算的にはどの程度の政策の投資額が検討されているのか、見解を求めます。 ◯議長(遠藤 嘉昭君) 市長。 ◯市長(有吉 哲信君) 市長です。アウトリーチということは私も初めて言いまして、市長の答弁では少し外させていただきました。中身というか、意味は今御質問にあったとおりでございます。  ただ、このコロナがいつ終息するかというのは全く見通しがつかない状況であるわけでございます。ウイズコロナ、それからアフターコロナということを言われておりますけれども、うまくコロナと付き合っていく必要があるであろう。今後もどういう事態が起こるのかということも全く予想がつかない状況であります。  そういう状況の下で、コロナ対策に、今度は2次補正予算を組みましたけれども、市として独自、どういう対応ができるのかということは全く今、不確定な状況でございます。いずれにしても、市民の生活と命を守るという大前提のもとで、総合的に施策を展開してまいりたいというふうに思っております。  以上です。 ◯議長(遠藤 嘉昭君) 3番、藤嶋議員。 ◯議員(3番 藤嶋 嘉子君) アウトリーチという言葉を外されたということでしたですか。大変申し訳ありません。今まで私たちが経験をしたことがないこのコロナ禍、非常時の中です。予算がまだ不確定であまるということも含めて、では、行政サービス、今この現在においてどのような評価がされているのか、どのくらいの到達点であるのかを伺います。 ◯議長(遠藤 嘉昭君) 市長。 ◯市長(有吉 哲信君) 市長です。今の時点で、全くの評価はできないというふうに思っております。ただ、私どもが国から示されましたコロナ対策での定額給付金でございますが、これについては、いち早く市民に届けたい。まず私が担当職員に指示したのはそのことでございます。  あとは、いろんな給付制度がございますけれども、これはしっかりとした対応をする。ただ、市ができる一番の施策、今できることはこの10万円を市民にいち早く届けていこうということは一等最初に申し上げた、指示をしたところでございます。今の時点での評価というのは全く数値的にも、客観的にも表現することは非常に難しいというふうに思っております。  以上です。 ◯議長(遠藤 嘉昭君) 3番、藤嶋議員。 ◯議員(3番 藤嶋 嘉子君) 評価が本当に困難な状況だと思います。市民の皆さんとともに協力をして、市、行政、国、県様々な皆さんと一緒にこのコロナ禍を乗り越える、こういうことを述べて、私の質問は終わります。 ◯議長(遠藤 嘉昭君) これにて、藤嶋議員の質問を終了いたします。       ……………………………………………………………………………… ◯議長(遠藤 嘉昭君) 次に、山元議員の質問を一括してお受けします。2番、山元議員。 ◯議員(2番 山元 秀一君)〔登壇〕 2番、山元、一般質問を行います。  私からは2点一般質問をさせていただきます。  1点目として、3月議会に引き続きまして、契約事務について伺います。  内容は、随意契約を行うに当たり、事業を決定するための根拠となる資料のあり方について。また、協議及びその決裁事務について、適正に行われているかなどについてお聞きいたします。  2点目にいたしまして、事務分掌及び職員の服務規程についてといたしまして、事務の執行に当たり、法令に基づいた業務が適正に行われているのか。また、その業務管理のあり方について伺います。  さらに、職員の業務に当たり、法令に反する行為が認められるような場合、その調査・検証及び処分について、適正に行われているのか伺いたいと思います。 ◯議長(遠藤 嘉昭君) ただ今の質問に対し、執行部より順次答弁を求めます。市長。 ◯市長(有吉 哲信君)〔登壇〕 ただ今、山元議員から、2点にわたりまして御質問をいただいております。順次御答弁申し上げます。  まず、契約事務についてでございますけれども、道路の維持管理の事業決定に限って申し上げますれば、このことにつきましては自治会等からの要望初め緊急対応が求められる場合について、所管課内で協議の上、関係法令に基づき、事務処理の基本原則であります最小の経費で最大の効果を上げることを基本とし、地場産業の育成も勘案しながら、工事施行における随意契約を行っておるところでございます。  また、決裁事務につきましては、宮若市事務決裁規程に基づきまして、発注内容や事業の予定価格等に応じて決裁の手続を行っておるところでございます。  2点目の事務分掌及び職員の服務規程についてでございますけれども、職員には地方公務員法第32条におきまして、職務を遂行するに当たって、法令条例、規則等に従う義務が課せられております。また、本市においても、宮若市職員服務規定を定めておりまして、機会を捉えて服務規律の確保についての通達を行うなど、その徹底を図るとともに、監理監督者は、部下職員を指導監督する職責を担い、その業務の適正化に努めております。  職員の業務執行に当たり、法令等に反する行為があった場合は、まず当該行為に至った経緯等について事実確認を行い、任命権者が地方公務員法第29条に規定する処分に付すべきものと判断した場合は、宮若市職員の懲戒処分の基準要綱に基づき、具体的な処分の内容を検討することになります。  以上でございます。 ◯議長(遠藤 嘉昭君) 2番、山元議員。 ◯議員(2番 山元 秀一君) それでは、ちょっと確認から行いたいと思います。  地方公共団体における契約の原則でありますけれども、地方自治法134条及び134条2項によれば、契約の原則は一般競争入札であり、政令で定める場合に限り指名競争入札、随意契約、競り売りとすることができるとなっております。  さらに、競争入札は入札に参加したもののうち原則として地方公共団体にとって最も有利な価格を提示したものを契約相手とする。地方自治法234条3項となっております。  このように、地方公共団体の行う契約は、発注者の根拠となる市民にとって優位であること。また、それを担保するために公正で透明な方法によって行わなければならないというふうに定められております。  つまり、契約行為に当たって、特に指名競争入札、随意契約を行うには、疑惑等を持たれないよう執行されなければいけないわけでありますが、この点について、宮若市は契約事務についてどのようなに執行されているか、確認のため会長にお聞きしたいと思います。  また、併せて、前回3月議会の折、副市長の答弁に、地元業者に対して地場産業等の育成等配慮を行うというふうに答弁いただきましたけれども、先ほどの条文との整合性についてお聞かせください。 ◯議長(遠藤 嘉昭君) 山本調整監。 ◯調整監(山本 和久君) 調整監です。現在、管財課長が病気休暇中でありますので、私のほうで代わってお答えをさせていただきます。  まず、契約の入札等に関しましてですけれども、先ほど地方自治法234条、基本は、あの最小の経費で最大の効果というのが基本で、入札の仕方に関しても一般競争が基本になってまいります。しかしながら、一定の理由によりまして、指名競争入札又は随意契約が締結できるようになっておりますけれども、先ほど議員が言われましたように、公正で透明性の確保というのが最大のネックになってくると思いますけれども、例えば、指名競争入札をする場合におきましても、市内で指名選考委員会というのを開催いたしまして、指名した業者の理由、そして適正性、こういうものを十分に勘案いたしまして指名をいたしておりますし、また、その指名の前段で指名願というのを受付をいたしまして、市と契約締結できる関係がある業者かどうかというのも含めまして指名選考をいたしているところでございます。  そのした結果につきましては、先ほど言われましたように、公正で透明性の確保というのは十分私どもも認識して入札事務を執り行っているところでございます。  以上です。 ◯議長(遠藤 嘉昭君) 副市長。 ◯副市長(向井 敏博君) 副市長。御質問は、今、調整監のほうでお答えをしたとおりでございますが、前回の質問に付け加えてちょっと──したときの答弁に付け加えますと、今、御質問で、地方自治法で一般競争入札が前提であろうという話でしたが、一般競争入札という場合に、一般論でいいますと、どこからでもいいわけです。どの業者も一定の資格があれば一般競争入札に手を挙げることができるわけですけれども、この前、前回の議会で答弁しましたように、一応地場業者の位置づけをいたしまして、指名登録をさせております。それを基本に指名競争入札等を行っておりまして、一般制限競争入札につきましても、手を挙げていいのは市内業者として地元に登録している業者に限っておりますが、特別の事情がある場合に限って、内容を検討して市外業者の指名競争入札も行ったりしているというのが実情でございます。  地場育成というのは大前提で、効率性の確保、最小の経費で最大の効果という前提と効率性の確保と地場産業の育成とを総合調整しながら、契約事務を行っているということでございます。 ◯議長(遠藤 嘉昭君) 2番、山元議員。 ◯議員(2番 山元 秀一君) はい、わかりました。大前提として、地場産業の育成は私も同じような思いですけれども、大前提は、法令に基づくというところでお願いしたいと思います。  それでは、3月に引き続きまして、3月議会で引き続きますと言っておりましたので、その続きでお聞かせいただきたいと思います。  政令で定める場合に限り行うことができるとされている随意契約についてでありますが、宮若市鶴田の東町1号線道路整備工事の随意契約について、再びお聞きいたします。  幾つか前回の議会からやり取りを行っておりますけれども、まず、なぜ職員Aは、龍徳の現場から帰る際、わざわざ宮若市鶴田東町に寄り道をしたのですか。その点について、担当職員から聞いていればお聞かせください。 ◯議長(遠藤 嘉昭君) 土木建設課長。 ◯土木建設課長(有吉 智和君) 土木建設課長です。議員お尋ねですけど、議員言われるように、寄り道という認識はございません。なぜなら、課内の職員はそれぞれ受け持ちの現場等、実際監理しているところもございますが、その折には定期的に市内のパトロールも兼ねて現場のほうを対応せよということで周知しておりますので、今回の件については、龍徳の現場のほうに行った、そしてその戻り道で定期パトロールの観点ということで、この東町のほうを回ったということでございます。  以上でございます。 ◯議長(遠藤 嘉昭君) 2番、山元議員。 ◯議員(2番 山元 秀一君) それでは、庁舎から職員の方が出られる場合、出張願や出張願を出さなくてもいい場合とそれぞれあると思うんですが、この場合は、龍徳の現場に調査に行くということで職員が行かれたというふうに説明を伺っております。この際、帰る際は、ではその職務ではなく、職員の判断で市内の現地調査をするということで、どこでも行っていいということですか。例えば、交通事故の保険の問題とかもありますし、職務に関する時間の制約等もあると思うんですが、どこで線を引いて、何時から何時までやったらいいとか、そういう明確な管理とかはできておりますか。 ◯議長(遠藤 嘉昭君) 土木建設課長。 ◯土木建設課長(有吉 智和君) 土木建設課長です。極端に言うたら、東側のほうの現場に行って、遠回りして西というような形はあまりそういうのはやっていないんですが、その道中の中で庁舎と、例えばこの今行ったところの現場のところの帰りにそっちの方面をパトロールしたということでございます。  それと、時間等につきましては多々ないんですが、例えば緊急で地元の方の要望とか、あと道路のほうで、私たちが管理している道路で欠損したりして穴が空いたような状態、それとか落下物等ありましたらその都度対応している状況でございます。  議員言われるような時間というのは基本的には就業時間になりますが、例えばもう5時過ぎぐらいにそういう緊急な地元、それとか関係者などの要望等ありましたら、当然対応のほうはしている状況でございます。  それと、現場につきましては、それぞれの担当が上司若しくは同僚等とかに、どこどこの現場に行ってきて、どこどこの現場の対応に行きますというところだけでございまして、その出張簿みたいなものについては付けているということはございません。  以上でございます。 ◯議長(遠藤 嘉昭君) 2番、山元議員。 ◯議員(2番 山元 秀一君) 私は、職員が行った業務が不適切とは思わないんです。前回も言いましたけれども、自治会からの要望があるわけでもなく、職員が自らの職務として市内をパトロールし、不適切な歩道があったので随意契約の起案をしたということで、職員としては非常にすばらしい職員ではないかなと思うんです、私は。  ただ、管理する側として、この職員が龍徳の現場に行ってその業務をしたにも関わらず、その後どこに行ったか分からないという状況はいけないんではないですかと言っているんです。よろしいですか。業務が悪いと言っているんじゃないですよ。どこに行ったかどうかが常時が分からないという状態が悪いんではないかと言っているんです。けがとかしたらどうするんですか。でしょう。  もともと同僚の議員か直属の上司にか分かりませんけれども、龍徳の現場に行くと言うて庁舎を出られているわけです。それが違うことをしていたらいけないでしょうと言うているんです。職員のために言いよるんですよ。  それから、出張等の申請ですか。そういうことはやらないということになっておりましたけれども、出張の復命についても報告等を受けないんですか。 ◯議長(遠藤 嘉昭君) 土木建設課長。 ◯土木建設課長(有吉 智和君) 土木建設課長です。市外への出張等につきましては、議員言われているとおり出張命令、復命等も行います。ただ、一般的に私ども、土木建設課の仕事といたしまして、土木建設課が維持管理すべき市道、その他もろもろの公共施設を適切に維持管理する必要がありますので、どこどこ方面に行ったということは口頭では聞きますけど、そこで、必要に応じてここをどうしなくてはならないとかこういう状況であったとかいう報告は受けますけど、結果として特段支障ない場合は報告は受けておりません。  それと、実際どこのほうに行くって、事故等という御指摘でございますけど、基本的に、例えば1日で数カ所、その要望箇所や担当によっては数本現場を発注しておりますので、その中で一日現場回り等がございます。そういうときについても、その都度その都度連絡等はさせてはおりますけれども、そこ徹底していないところもあります。  ただこれ、あくまでも業務上でそれぞれの現場に行くことでございますので、現状においては一つ一つ報告、どこどこに行ってどうだったという報告を受けるような業務として取り組んではおりません。  以上でございます。 ◯議長(遠藤 嘉昭君) 2番、山元議員。 ◯議員(2番 山元 秀一君) なぜ私がこのようなことを言うかといいますと、職員の管理を逐一せえとか言いよるわけではないんです、私は別に。職員にそれぞれ職務を、自分でやらなければならないというところがあると思いますので、自発的に行動されているんだろうと思います。  ただ、全員ではないと思うんですが、市民の方から、宮若市の車に乗った職員がうろうろしよるよとかいう市民からのお話があるんです。その場合、管理職の方が把握しておればいい。把握しておればいいんですよ、別に。どこかの店に寄ったとしても把握しておけばいいんです。だけど、それが把握できていない場合は、職員に報告もしていなく、業務を行っているのかプライベートなことを行っているか分からんやないですか。だから、きちっと、行くところがあればしっかり言うていってくたさいということを言いよるんです。どこに行ったか、ちゃんと管理しとってくださいと。  行動管理を逐一せえとかいうわけじゃないとです。どんな業務を行っているのかを管理してくださいちゅう言いよるんです。  よろしいでしょうか。もうこれ以上終わったことを言うても戻るわけではないですから、今後しっかり、管理のほうをきちっとやっていただきたいと思うんです。お願いいたします。  それから、これまた引き続きになりますけれども、これもっと大事なところです。税金の使用についてになりますけれども、前回からのずっと答弁を含めまして、この歩道整備は必要なものであったと。それから、歩道が歩行者の歩行を来すような悪い状況だったと。具体的には、植物が下から生えてきて、アスファルトがめくり上がって、高齢者等が足がつまずいてけがをするおそれがありましたので、ここは随意契約で整備をしなければならないというふうに考え、工事をしましたというふうに報告を受けております。3月議会の答弁もそのような内容だったと思うんですけれども、これ本当に写真とか管理とかないんですか。本当に悪かったんですか。 ◯議長(遠藤 嘉昭君) 土木建設課長。 ◯土木建設課長(有吉 智和君) 土木建設課長です。その当時、現場を見た担当のほうからそういう状況であると、整備が必要ということで整備したものでございます。  議員言われる、御指摘等の中で、3月の議会での一般質問でもありました。そのときの協議簿等はないのか、協議簿等はございません。ただ、この区間の整備が必要と判断して、整備を行ったものでございます。  以上でございます。 ◯議長(遠藤 嘉昭君) 2番、山元議員。 ◯議員(2番 山元 秀一君) 副市長、よろしいですか、今の答弁で。副市長、今の答弁でよろしいですか。必要だったということでよろしいですか。何も協議する資料がなかったということですけど。間違いないですか。本当に歩道が悪かったんですか。 ◯議長(遠藤 嘉昭君) 土木建設課長。 ◯土木建設課長(有吉 智和君) 土木建設課長です。3月も言いました。今も言いましたけど、歩道の舗装面に雑草等の根が生えた状況で、そしてそれで舗装面が隆起していた。それで、整備したものでございます。  以上でございます。 ◯議長(遠藤 嘉昭君) 2番、山元議員。 ◯議員(2番 山元 秀一君) そこまでお答えするんやったらもうどうしようもないですが、私家が近いんです、そこ。すぐ家の前なので、よく通るんですよ、そこ。しかし、私が確認したところでは、今報告があるような歩道の状況ではなかったんです。信じてもらえますか。全然そんな歩行を来すような状態やなかったんですよ、歩道。だから私は再三、職員の方にも、前回の一般質問のときも、本当に必要だったかと、協議するときの資料がちゃんとあるのかと、決裁の判こを押した人はみんなそれを確認しているのかというふうに再三聞いているんですよ。もう一回だけ聞きます。本当に必要だったですか。
    ◯議長(遠藤 嘉昭君) 土木建設課長。 ◯土木建設課長(有吉 智和君) 土木建設課長です。必要と判断し、発注したものでございます。 ◯議長(遠藤 嘉昭君) 2番、山元議員。 ◯議員(2番 山元 秀一君) わかりました。そしたら、あとから市長、副市長、課長に写真を出します。私が持っている写真を。私が写真を撮っております。本来であれば、朝一、局長に、このモニターに資料が提示できるんではないかというふうに聞いたら、できないということやったから、傍聴席を含めて皆さんにお見せ、大きくできませんが、ここにちゃんと持っております、私が撮った写真を。どこにも植物が隆起して歩行を来すようなところとか一カ所もありません。うそつきよるということになるやないですか。こんなうそをつきよるということになれば、今まで市長初め答弁された方の、職員の答弁されたことがうそやないとち思うようになってしまうやないですか。  じゃ、逆にそれが本当とすれば、何でこのことだけうそをつくんですか。どうですか、この写真について。今お渡ししましょうか。 ◯議長(遠藤 嘉昭君) 土木建設課長。 ◯土木建設課長(有吉 智和君) 土木建設課長です。写真のほうを確認させていただきたいと思います。 ◯議長(遠藤 嘉昭君) ここで暫時休憩します。                  午後2時01分休憩       ………………………………………………………………………………                  午後2時17分再開 ◯議長(遠藤 嘉昭君) 休憩前に引き続き会議を開きます。  土木建設課長。 ◯土木建設課長(有吉 智和君) 土木建設課長です。  先ほど、休憩入ってすぐでございましたが、議場内で書類のほうを持ってこらせようと思いまして、私、携帯電話のほうを使いました。本来ならば、議場の外で連絡すべきものでございます。議場の中で携帯を使ったことにつきまして深くおわびし申し訳ございませんでした。すみませんでした。 ◯議長(遠藤 嘉昭君) 土木建設課長。 ◯土木建設課長(有吉 智和君) 土木建設課長です。  先ほど、山元議員のほうからございました写真のほう確認しました。私どもも日付のほう、これ、山元議員のほうが私らが撮った写真よりも後から撮られたものと思いますけど、期日等については比較できませんが、私どもも一部写真を撮っているところがあります。そこから判断して、この歩道の整備は必要と判断し、整備を行ったものでございます。  以上でございます。 ◯議長(遠藤 嘉昭君) 2番、山元議員。 ◯議員(2番 山元 秀一君) その写真を見て、ここに支障が来すと判断して、必要があると行政職が言うんやったら、もうそれは致し方ないです。どうしようもないです、はっきり言って。  ただ1点、今、課長、私たちが持っている写真よりも山元議員の写真のが後ですねって今、言われましたよね。ということは、遡って隆起することはないきですね。私のほうが後やけですね。遡っては隆起はしませんよ。私の写真で隆起してないわけですから、課長が持っておる写真でも隆起してないんじゃないかなあって思いますけど、まあ、それでも必要だと判断されたんであれば、行政はこんなもんだというふうに納得するしか方法がありませんので、税金の執行について、今後しっかり真摯に取り組んでいただきたいなあと思いますけども、もういいです。  それでは、がっかりした答弁いただきましたけども、引き続き、随意契約についてお伺いしたいと思います。  これも前回の3月議会に引き続いた内容になります。調整監からは、もうこれ以上聞くのはやめてくれと言われていますけども、税金の執行についてですので、私もやりたいでやっているわけやないんで、そこんとこ御理解いただければと思います。  宮若市市役所新庁舎空調用プロパンガス納入業務に関する指名競争入札、11月8日に行われております。これ、前回3月にも一度確認しましたけども、入札方法に不手際があるとして、我々、総務委員会では指摘しております。最低落札者のみの公表というのは慣例であったため、他の業者が幾らの価格だったのか、その場で確認できないと、つまり、今回の入札のような落札者が開札の場にいなくて、後から契約を辞退した場合、入札参加業者は他の業者が幾らの金額で入札したのか確認できないというものでしたよね。つまり、落札者の価格しか公表されていないので、その場にいなくて辞退すれば、果たして他の業者は幾らで入れていたのか、2番目とされる業者の価格は本当だったのかというように、つまり、疑惑を持たれてしまう事務執行になるというふうに、総務委員会で指摘したと思います。  このような入札行為、入札事務ではいけないということで、総務委員会で指摘して改善を訴えておりますが、今現在、どのような方法で行っておるかお聞かせください。 ◯議長(遠藤 嘉昭君) 山本調整監。 ◯調整監(山本 和久君) 調整監です。  昨年の11月8日の日に執行いたしましたプロパンガスの入札につきましては、今、山元議員が自らおっしゃられましたように、一応、公正性、透明性等に疑問点を持たれまして、総務委員会でも審議をした際に、御説明いたしましたけれども、要は、入札をしまして落札業者が契約前に辞退をしたために、入札の中で次点の業者と随意契約をした、その次点の捉えが行政側しか分からないので、その辺についてどうなのかということで御意見いただいております。  これまで、入札執行しまして、これまでの入札の中で、次点で随契をしたこともございますけれども、今までは、当然入札結果は管財の職員、入札作業に入りましたものと、管財課の職員しか結果は分かりませんし、その結果をもちまして、市長に決済をして契約の確定を致すわけですので、当然、職員と職員のこの契約に関します事務につきまして、信じていただくしかないということで御説明をした次第です。  しかしながら、その点につきまして、いろいろ御意見いただいておりますので、令和2年度の入札からは、入札結果の公表を現在いたしております。開札しました参加されました業者の方と入札されました金額について、透明性を確保する善ということを最大限目標にしまして、透明性を発揮するために、開札した結果をその場で公表をして、各入札に参加した業者の方々に理解をしていただいておるという状況でございます。  以上です。 ◯議長(遠藤 嘉昭君) 2番、山元議員。 ◯議員(2番 山元 秀一君) すばらしいやないですか、そんな簡単なことが何で今まで気がつかんかったし、今までできんかったんですか。ただ開示すりゃあいいだけのことやないですか。そうすれば、こんなこと一般質問でせんで良かったと思うんですよ。また、参加した業者もそういう疑惑を持たんで良かったと思うんですよ。簡単なことです。そこでただオープンにするだけ、何も問題ないと思います、お金もかからんし。そういうところ今後もしっかりやっていただきたいと思うんです。よろしくお願いいたします。  それでは、それでもなお、随意契約、今回行われています、先ほどと同じように随意契約で。随意契約は、政令で定める一定の条件がなければできないというふうになっておるんです。総務委員会でこの点、問いただしたときに、調整監のほうから随意契約にできる条項があるということで御説明をいただきました。委員会の中では、再び入札するのが筋ではないかというふうなお話も出ておりましたが、調整監はあくまでも随意契約でやるんだと、随意契約ができる条項があるんだということでしたけど、間違いございませんか。 ◯議長(遠藤 嘉昭君) 山本調整監。 ◯調整監(山本 和久君) 調整監です。  入札のやり替えに関しましては、今回の事案に関しましては、2回の入札をできないということで御説明したと記憶をいたしております。と申しますのが、指名願いを受け付けまして、プロパンガスの供給が可能な業者全てをこの入札のときには指名をいたしておりますので、業者の入替えができません。  それともう一つは、予定価格の見直しをいたしておりませんので、入札を同じ状況で同じ業者を相手に2回の入札をしたことと同様になりますので、1回の入札結果をもって、もう十分であるということで随意契約に見直した次第でございます。  そういうことから今回に関しては、入札を2回はしていないということでございます。 ◯議長(遠藤 嘉昭君) 2番、山元議員。 ◯議員(2番 山元 秀一君) 私は、3月からお聞きしているのは、なぜ、随意契約をしたかというようにお聞きをしたかったんです。調整監は、随意契約にできる条項があるとして、総務委員会のときに資料を持ってこられました。地方自治法施行令、随意契約に関するとこで第167条の2それの第9号、これがそのときタブレットに入っておりました。総務委員会のときに調整監が持ってこられた資料です。タブレットにも入っておりますので、調整監も自分で説明されたけお分かりと思うんです。これの第9号、落札者が契約を締結しないとき、随意契約できるとなっておりましたけども、そんときそう説明されましたよね、調整監自らされました、間違いないですか。 ◯議長(遠藤 嘉昭君) 山本調整監。 ◯調整監(山本 和久君) 調整監です。  今、言われました施行令の167条の2の9号です。競争入札に付し入札者がいないとき又は再度の入札に付し落札者がないときということで随意契約をしております。御説明したとおりでございます。 ◯議長(遠藤 嘉昭君) 2番、山元議員。 ◯議員(2番 山元 秀一君) 調整監、第167条の2、1項だけ印刷して持ってこられとうですよね。帰って条文確認しました。2項、3項、4項があるの御存じですか。私から言いましょうか、それか、調整監、言いますか、自分で。どうします、いいですか、じゃ、言いましょうか。  地方自治法施行令167条の2、3項です。随意契約による場合は、落札金額の制限内でこれを行うものとし、かつ、履行期限を除くほか、最初、競争入札に付したときに定めた条件を変更することができない。ただし書もありません。これ、総務委員会の中で意見が出ました。最低でも随意契約するんであれば、落札価格というのが決まっているんであるから、落札価格で行うのが筋だろうというふうに委員さんからもお話が出ていました。私はこのとき把握していませんでした。調整監の説明で正しいんだろうと思っていました、そのときは。しかし、帰って条文をよく見ると2項、3項、4項があるんです。調整監は意図的か意図的やないかどうかは分かりませんが、1項のとこまでしか印刷して持ってきてなかった、タブレットに入れていましたけど。  しかも、総務委員会の中では、3項の内容が指摘されておりました。なのにそのところをなぜしっかり説明されなかったんですか。そもそも、法令に違反していますよ。 ◯議長(遠藤 嘉昭君) 山本調整監。 ◯調整監(山本 和久君) 調整監です。  山元議員、今、言われましたように167条の2に関しては、1号から9号まで規定がございます。その9番目のほうに入札者が契約を締結しないときというのがございましたので、それが一番簡単に説明ができるのではないかということで、適切さを欠いた説明だったと私も今、思います。反省はいたしますけれども、予定価格は先ほど見直さないということで、入札結果後、落札した金額でない価格ということに関して言いますれば、落札した業者が市外の大手の業者であって、随意契約をしました2番手の業者が市内の業者で、もちろん考え方としましては、随意契約をする際に一番安い価格で随意契約の締結のお願いをしたんですけれども、その金額で締結することはできませんでした。  したがいまして、相手の方と協議をした結果、整った価格が入札結果におきましても、一応安い金額に収まりましたので、その金額をもって随意契約をしたということでございます。  以上です。 ◯議長(遠藤 嘉昭君) 2番、山元議員。 ◯議員(2番 山元 秀一君) すみません、だんだん時間がなくなりまして。  いいですか、調整監、事情とか何とかとか聞きようわけやないんです。法令に違反していないかどうかを問うているだけなんです。現に契約した人が190円で契約できないのなら、別の入札参加者に190円でできないかどうか打診せないかんやないですか。条文では、法令では190円でしかできないんですよ。縛られているんです。  いいですか、最初から言うように、最初言いましたよね、私、契約の原則、つまり、税金の執行に当たって、支出に当たっては、非常に透明性等をちゃんと考慮して、疑惑は持たれないようにちゅうように条文で縛っているんです。そこが一番大事なんです。  だから、今回の契約、もう200円でした時点で違法契約なんです。190円でしかできないんです、落札が契約して成立していますから。どうしますか、これ。 ◯議長(遠藤 嘉昭君) 山本調整監。 ◯調整監(山本 和久君) 山本です。  先ほどから言いましたように、特殊な事情で、したということで判断をした次第ですけども、やはり、契約が整わないというのは、落札された業者が契約を締結しない状態で辞退をされましたので、やむを得ない事情として処理をしたまででございます。  そういうことで、事情をくみ上げまして、決裁を上げまして、決裁も説明をして通りましたので、この内容で締結するしか方法がないということで、判断をした次第でございます。事後は十分注意してまいりたいと思います。 ◯議長(遠藤 嘉昭君) 2番、山元議員。 ◯議員(2番 山元 秀一君) 遺憾です。答弁なっとらんき。  いいですか、今、契約した業者と必ずしも契約しないでいいんですよ、条文は。ほかの参加業者に190円でできないかどうか打診せないかんとです。したですか。私、確認していますからね。したですか。 ◯議長(遠藤 嘉昭君) 山本調整監。 ◯調整監(山本 和久君) 調整監です。  190円で打診したかということに関してはいたしておりません。  以上です。 ◯議長(遠藤 嘉昭君) 2番、山元議員。 ◯議員(2番 山元 秀一君) そんなに堂々と違法契約を主張されてももう私、何とも言いようがないとです。もう法律無視やけですね。それをそんなに堂々と言われたってもうこれ以上何も言いようがないやないですか。市長及び副市長、どうですか、この契約について、この事務執行についてどう思われますか。 ◯議長(遠藤 嘉昭君) 副市長。 ◯副市長(向井 敏博君) 副市長。  この入札の件に関しては、議員が言われるように総務委員会でもるる議論がございましたし、私どもも内部で検討いたしました。  今、調整監が説明しましたように、一つは、設計をして予定価格を決めたのではなくて、単価契約を締結するという内容の入札でございました。特別な事業ということで、市外の業者も入れて入札をしたわけですが、単価をそれぞれ入札書に入れられた金額の最低の方が契約する前に辞退をされました。落札者、直ちに入札後1時間ぐらいしてだったと思いますが、金額間違えたということで申出がございましたので、その後、入札しました業者が真摯な金額を入札を入れておると、価格を入れておるということで、次の次点の方に190円ならんかと協議をし、190円はちょっと勘弁してくれということで、次の次点の方に契約をしたという特別な事情でしたというふうに判断をいたしております。  特別なこういう落札しとって1時間もしないうちに辞退が来るというようなこと事態が考えられないことでございますが、単価契約と事情等も踏まえまして、この場は次点で最低の価格を入れた地元の業者と契約をすべきであるという判断をいたした次第でございます。  法令等の適正な点という点でいえば、ある種の運用をしたというふうに私どもは理解をいたしております。 ◯議長(遠藤 嘉昭君) 2番、山元議員。 ◯議員(2番 山元 秀一君) 違法な契約なんで、到底認められる答弁ではありませんけども、これ以上聞いても何も出てこんきですね、また別の方法で考えていきたいと思います。  それでは、時間もなくなりましたので、事務分掌及び職員の服務規程についてお伺いいたします。  市の事務執行に当たっては、法令に規定がそれぞれあります。今日午前中、和田議員がいい質問されていました。宮若市職員等の公正な職務の執行の過去に関する条例。すばらしい条例が制定されてあるんですね。それから当然のように宮若市事務分掌、宮若市職員服務規程というのがきちっと何重にも職員の服務規程やら職務内容についてしっかりと重ねて明記してあります。  そこでですが、現在、職員は法令に基づいてきちっと事務が適切に執行されておりますか。というように聞くのも、今の今までの答弁でこれを聞くのはいかがなもんかと思いますが、一応、総務課長の答弁をお願いします。 ◯議長(遠藤 嘉昭君) 総務課長。 ◯総務課長(白土 成人君) 総務課長です。  議員言われました今までのるるやり取り聞いておりますが、法令遵守に努めておるというところでございます。  以上です。 ◯議長(遠藤 嘉昭君) 2番、山元議員。 ◯議員(2番 山元 秀一君) そうですね、そういうしかないと思いますけども。  それでは、私もある市民からいろいろ情報をいただきまして、幾つか職員の事務執行についてお伺いしたいところがありますので、改められるところはしっかりと改めていただきたいと思います。  ある市民から情報をいただきました。教育委員会に対し、情報開示の請求を求めたところ、担当の職員Bから情報開示には応じられないと「お引取り願います」というふうに職員から言われたと。その市民はしっかりと宮若市情報公開条例第3条に基づく開示請求を行っておりますと、不当要求でも何でもありません。条例に基づく情報開示を求めたわけでありますが、当初、拒否されたというふうに伺っております。その後、押し問答の末、職員のほうに不備があったということで、開示請求は受けていただいたというところではありますが、その結果、開示情報はないということで、開示の内容については開示していただけなかったということです。  これ、職員Bの対応については、それぞれ個々性質なもんがありますので、あえてこんなところで問いませんが、私が問いたいのは、公文書の管理についてお聞きしたいとです。  まず、公文書、宮若市に規定があるかどうか分かりませんが、内閣でさえ国では公文書等の管理に関する法律というのが定められております。これ、地方自治体に直接的に縛るものではないのかなとは思いますが、一応、指針になるのではないかと思います。この法律によれば、第2条4項行政文書とは行政機関の職員が職務上作成し又は取得した文書。それから、それで職員が組織的に用いるものとして保有しているものというふうに規定されております。さらに、この法律において、公文書等とは、次に上げるものを言うということで、行政文書というふうに上げられております。つまり、役所において業務時間中に業務として作った文書は、これは行政文書であり、ひいては公文書に当たるということです。この公文書の開示請求をするに当たって、出てきた答えがないと、ありませんということですね。パソコン上にもデータが残っているのではないですかというふうに問うたところ、パソコン上にもデータが残ってないと、消えたというふうに答えられたというふうに言っています。  総務課長、この文書管理について、これも適切と思われますか。文書管理については、罰則規定も非常に厳しいものになっております。行政文書の破棄の罰則は免職又は定職です。私は、ここで職員Bに対してこれを求めるものではありませんが、つまり、ここでこういうふうに規定されているということは、行政文書をしっかりと保管しておかないかんちゅうことやないですか、お答えください。 ◯議長(遠藤 嘉昭君) 総務課長。 ◯総務課長(白土 成人君) 総務課長です。  議員おっしゃる公文書の管理につきましては、まさに今、議員が言われたとおりでございまして、適正に管理されておかなければならないものと。当然今、言われましたとおり、公文書を毀棄した場合、要は破棄した場合、こういった部分についても厳しい処分がなされておるというところです。  どこまでが公文書かといった部分、これ、判断なかなか難しい部分がありますが、市の場合、文書管理ということでシステム的に管理をしております。当然、外部から来た文書については、収受して文書番号なりを取って担当のほうから所属長あるいは必要な部分については協議書とか市長、ここまで回覧するような形になります。  逆に、起案文書、要は本市の職員が起案して外部に発出するような文書、これについても同じように手続を取るということになります。  したがいまして、こういった部分については、それぞれ印鑑が座りますので、こういった文書を破棄しとうということであれば、当然、こういった罰則規定に基づく処分というのが、当然、あり得るだろうと思います。
     ただ、職員がいろいろ業務を行う中で、例えば、住民の方から聞いた中身を書き留めておくような備忘録的な部分については、一部凡例において、それは公文書とはならないというようなこともございますし、公文書につきましては、組織の中での共有性、こういったものが認められて公文書というようなことで言えるだろうと思いますので、いずれにしましても、文書の管理の徹底については、市民の方からそういった疑念を抱かれんように適切に対応してまいりたいと思います。  以上です。 ◯議長(遠藤 嘉昭君) 2番、山元議員。 ◯議員(2番 山元 秀一君) ありがとうございます。  文書は、文書主義です。行政です。文書がなからな何も決裁できません。分かりますよね。そもそも先ほど備忘録的なものは、文書としては扱わない場合もあると言われておりましたけども、私が聞いとるところでは、これは、しかるべき立場の人から調査依頼があって、教育委員会が組織的に調査を行っているというふうに聞いております。私は、調査を受けた側からの人からも事情を聞いておりますので、それは間違いないです。いいですか。個々個人の職員を処罰せいとはここでは求めませんが、文書主義である行政が文書がないとか、なくしたとか、パソコン上から消してしまったとか、そういう言い訳はやめとってください。それしか検証のしようがありませんから。いいですか。今後絶対こういうの認められませんよ。  時間がないので、次の事例に行きます。  もうはっきり言います。去る3月、宮若市議会議員の川口議員が、福岡県PTA連合会及び宮若東中学校PTAへの内部資料の開示請求をしております。これについては、それぞれいろんな趣味がありますので、問うところではありませんが、これに宮若市職員Cが関与しております。職務時間中にそれぞれの団体に交渉を行って、勤務時間中に資料を取りに行っております。私、幾ら条文を探しても事務分掌にこういうことはないんです。  それから、午前中に和田議員が質問された中に、議員個人には調査権がないと言っておりましたね。調査権がないことに関して職員が議員の言うことを聞くということは、趣味ではいいですけど、職務時間中にそれを行うちゅうことは、服務規程に違反しとると思うんです。そこは明確に線引かないかんと思うんです。  こういう事実について、当然、私からの言うただけでは真偽が分かりませんので、当然調査されると思いますが、こういう調査した結果、こういう事実がありましたらどうしますか。 ◯議長(遠藤 嘉昭君) 総務課長。 ◯総務課長(白土 成人君) 総務課長です。  議員の方のお名前が出ておりますので、恐らく、議会事務局の職員ということだろうと思います。情報公開のあり方については、るる言われておりますが、例えば、議会の中で開示請求については、事務局職員が間に入ってあるというようなことであれば、当然、それは議会の中で取り決めをされたことと思いますので、そのあり方については、議会のほうで何らかの対応はしていただきたいと思います。  ただ、職員が職務中にかけ離れた職務に当たったということであれば、これは当然その職員は行き過ぎた行為をしておるということになりますので、当然、指導・注意の対象にはなってくると思います。  職員が自らそういった部分を企ててやったということであれば、またこれ見方変わってきますけども、その辺については、情報公開の請求のあり方等々については、できれば議会の中で一定の取決めはしていただければよろしいかなと思います。  以上です。 ◯議長(遠藤 嘉昭君) 2番、山元議員。 ◯議員(2番 山元 秀一君) 情報公開の取決めについては、先ほど別の件で市民が情報公開をすると書いてある。議員であろうが議員でなかろうが、条例に基づいて情報公開するわけですから、それは別に私が問うところではないと思うんです。私が先ほどから言っているのは、事務分掌や職員の服務規程についてです。業務内容等全然関係ないことを職員が職務時間中に行っているのは違法な行為ではないですかっていうふうに言っているんです。これ、最初の土木建設課長のところの職員のところにも、そこは職務法令違反があるわけではないですが、そういう管理体制、直属の上司は誰か分かりませんけども、その管理体制、1人の職員を攻めようわけやないんです。出張願や、それからもらってきている復命報告書ですか、そういうの出すようになっておりますよね、ちゃんとルールでは。それがなされているのですかちゅうの聞きようんですよ。宮若市の職員やったら何してもいいとですか、宮若市の中で。そこをお聞かせください、そしたら。 ◯議長(遠藤 嘉昭君) 総務課長。 ◯総務課長(白土 成人君) 総務課長です。  開示のあり方については、議員もおっしゃるとおり、何びとも認められております。例えば、先ほど言われたような外部の団体への開示請求なりを行ったということについて、外部のそういった機関に対しての請求がなされた部分についてどうなのかということだろうと思います。  職務と何らかの関連性があれば、当然、職員としてはある程度の融通は利かせると思うんですが、全く違う外部の団体に対して、そういうことをしておるということであれば、当然、これは先ほども申し上げましたとおり、行き過ぎな行為と言わざるを得んところはあるかと思います。  議会の書記というところでもうお話がある程度分かっておりますので、先ほどから言っていますように開示請求のあり方等々、議会事務局職員の書記のあり方、業務のあり方については、議会事務局の事務処務規定というのがあります。多分、議員も見られたと思いますが、この中に事務局職員がする業務が載っておりますが、これらに付随する部分ということで最後にありますので、その辺、十分認識した上で職員は事務執行に当たらなくちゃいけないというふうに考えておりますので、必要があれば、我々総務のほうからも議会事務局に対して助言等はできるかなと思います。  以上です。 ◯議長(遠藤 嘉昭君) 2番、山元議員。 ◯議員(2番 山元 秀一君) 最後にお聞きします。  市長、この業務・行政事務執行に当たって、今までの3つ質問させていただきましたけども、審議の調査を当然行ってからの判断になると思いますが、どう思われますか、こういうのが実際あったら。市長の考え、市長がせっかくいろんな施策を打ち出しても、それを実行する職員がこんな勝手なこと、法令無視のようなことをやりよったら、市長の名前に傷がつきませんか。今、この業務のあり方について、考えをお聞かせください。 ◯議長(遠藤 嘉昭君) 市長。 ◯市長(有吉 哲信君) 市長です。  全ての職員、これ、私も含めてでございますけれども、市民の全体の奉仕者として、公共の利益のために勤務をしなければならないと、このように地公法には原理原則がうたってあるわけでございます。私の管理監督不行き届きの分もあるかもしれませんけれども、職員に対しては、ある程度信頼をし、権限を任し、そしてその範疇の中で的確に業務を執行しておるものというふうに信じております。  ただ、御指摘のような件もあるやには聞いておりますけれども、それは適宜適切にこの職員を指導してまいりたいというふうに思っています。  以上です。 ◯議長(遠藤 嘉昭君) 2番、山元議員。 ◯議員(2番 山元 秀一君) 今後、適切な業務運営をしっかりと行っていただきたいと思います。  私の一般質問は以上で終わります。 ◯議長(遠藤 嘉昭君) これにて、山元議員の質問を終了いたします。       ……………………………………………………………………………… ◯議長(遠藤 嘉昭君) 次に、島本議員の質問をお受けします。14番、島本議員。 ◯議員(14番 島本 昌典君)〔登壇〕 島本でございますけれども、1点だけ質問しておりましたので、よろしくお願いしたいと思います。  質問事項といたしましては、新型コロナウイルスの影響で中止になったスポーツ競技についての件を問うということで出させていただいております。  質問要旨といたしましては、新型コロナウイルスの影響が夏の全国高校野球選手権大会が中止になったが、別の形を変えたものができないか、3年最後の大会が行われることの予定があるかどうかをお聞きしております。  まずは、その答弁だけお聞きしたいと思います。 ◯議長(遠藤 嘉昭君) ただ今の質問に対し、執行部より答弁を求めます。教育長。 ◯教育長(中村 直史君)〔登壇〕 島本議員からの新型コロナウイルスの影響で中止となったスポーツ競技について、夏の全国高校野球選手権大会が中止となったが、別の形で3年生最後の大会が行われる予定はあるのかという御質問に対して、御答弁を申し上げます。  高校野球の大会につきましては、高等学校野球連盟が実施主体となり開催をされております。5月25日に福岡県高野連は、新型コロナウイルス感染拡大の影響で中止となった全国高校野球選手権大会の代替となる福岡県独自の大会は開催しないことを表明しておりましたが、その表明を受け、福岡県教育委員会が県高野連に対して代替大会──代替えの大会──の開催を検討するよう依頼を行い、福岡地区では独自交流戦を実施するなど、新たな動きも出てきておりました。  このような状況のもと、6月12日金曜日でございますが、県高野連は独自の代替大会を県内4地区に分けて開催するとの表明をいたしましたが、詳細につきましては、後日発表されるとのことで、本市としてもできるだけの協力をしていきたいと考えております。  以上でございます。 ◯議長(遠藤 嘉昭君) 再質問をお受けします。14番、島本議員。 ◯議員(14番 島本 昌典君) 教育長より答弁いただきありがとうございました。  今回の質問の内容でございますけれども、通告書を提出した後に県の高野連から代替大会の発表がありました。ちょっとこの内容ピントがずれたかなとそのように思っておりますけれども、お許しをいただいて、1項目だけ質問させていただきたいと思います。  一度は代替大会がないという発表で、練習の成果を発表する機会のなくなった3年生の高校球児、諦めの感が広がっておりましたけれども、一転して、代替大会の開催が発表され大変喜んでいるのは私だけではないと思います。教育長の答弁の中に本市としてもできるだけの努力をしたいとありました。具体的にどのようなことの協力が想定されるのでしょうか。御答弁いただきたいと思います。 ◯議長(遠藤 嘉昭君) 社会教育課長。 ◯社会教育課長(松尾 竜彦君) 社会教育課長であります。  議員お尋ねの本市としてどのようなことの協力が想定されるのかという御質問だったかと思います。  実際、県高野連におきましては、夏の全国大会の予選におきまして、光陵グリーンスタジアムを事前に予約しておりました。その予約につきましては、この発表がなされる前まで実はキャンセルがされておりませんでしたので、その日程につきましては、既に光陵グリーンスタジアムはまだ高校野球のほうで使える状況になっております。  こういったところも踏まえまして、本市としましては、後日、具体的なこの代替大会の日程や実施内容等が示されたときには、会場の確保、また運営の補助いわゆる駐車場へのスムーズな案内や恐らく観客席等の人数制限等も想定されますので、そういったときにおきまする会場内の迅速な誘導、そういったところで積極的に協力ができるのではないかというふうに考えております。  以上でございます。 ◯議長(遠藤 嘉昭君) 14番、島本議員。 ◯議員(14番 島本 昌典君) 高校3年生としては、最後の試合になりますので、もう2学期以降は大学受験の準備また就職活動と忙しい時間帯になるだろうと思います。私が言いたいのは、この高校3年間の最後の締めくくり、青春のいい思い出を残してあげたいと思っておりますので、ぜひ、たくさんの協力ができるならば、力いっぱい応援をしてあげていただきたいと思います。  回答は要りません。これで終わります。 ◯議長(遠藤 嘉昭君) これにて、島本議員の質問を終了いたします。       ────────────・────・──────────── ◯議長(遠藤 嘉昭君) ここでお諮りいたします。冒頭で申し上げましたように、本日の一般質問は、14番、島本議員の質問で終了したいと思いますが、これに御異議ありませんか。               〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ◯議長(遠藤 嘉昭君) 御異議なしと認めます。  それでは、これにて本日の会議は終了し、残る質問については、明日16日にお受けすることにいたします。  本日は、これにて散会いたします。                  午後3時00分散会       ────────────────────────────── ┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┓ ┃                                         ┃ ┃                                         ┃ ┃                                         ┃ ┃  会議の経過を記載して、その相違ないことを証するため、ここに署名する。     ┃ ┃                                         ┃ ┃                                         ┃ ┃    令和2年 6月15日                           ┃ ┃                                         ┃ ┃                                         ┃ ┃                 宮若市議会議長  遠藤 嘉昭          ┃ ┃                                         ┃ ┃                                         ┃ ┃                 会議録署名議員  川口  誠          ┃ ┃                                         ┃ ┃                                         ┃ ┃                 会議録署名議員  寳部  勝          ┃ ┃                                         ┃ ┃                                         ┃ ┃                                         ┃ ┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┛ Copyright (c) MIYAWAKA CITY ASSEMBLY MINUTES, All rights reserved....